2024.06.05
家作りの考え方

【ロフト(屋根裏部屋)のある家】5つのメリット・デメリット│注文住宅13の施工事例で解説

【ロフト(屋根裏部屋)のある家】5つのメリット・デメリット│注文住宅13の施工事例で解説

「ロフト(屋根裏部屋)のある家に住みたい」
「注文住宅でロフトを作るメリット・デメリットなど特徴を知りたい」

本記事は、こうした疑問に対して注文住宅で実現した13のロフトの施工事例とともに解説します。

ロフトを設ける利用目的の例や、導入する場合に考えておきたいポイントについても紹介しますので、「ロフトのある家はおしゃれに見えるけど、どう使えばいいのだろう?」と思う方も、ぜひ参考にしてください。

▶「ロフトのある家」など、おしゃれ・機能的な住まいの「施工事例」はこちら

ロフトとは?法規制も確認

ハシゴで昇降するロフト

▶施工事例:ミニマル×モダンな邸宅

ロフトとは、通常の床高とは異なる高さにフロアを追加する工法です。
屋根直下の空間に設ける場合は、屋根裏部屋と呼ぶこともあります。

ロフト(小屋裏物置等)の法律上の取り扱いに関する図解(世田谷区の事例)

▶引用:世田谷区 雑則規定 小屋裏物置等の取り扱い

ロフトは一定の基準を満たす場合に、床面積に含めずに済む規定があり、建ぺい率や容積率の計算が厳しい場合に利用されることがあります。

床面積に含めたくない場合は「天井高さを1.4m以下に」「ロフト下部の部屋の天井高さを2.1m以上に」など、各種基準を守る必要があります。

なお、自治体によって細かな規定が異なるケースがありますので、設計前に建築予定地の自治体への確認は欠かせません。

▶東京・埼玉・神奈川・千葉・茨城エリアでのロフトについてsumutoco(スムトコ)に問い合わせる

ロフト(屋根裏部屋)の利用目的の一例

ロフトの下部を大型の収納にした注文住宅の事例

▶施工事例:スキップフロアリビングの家

ロフト(屋根裏部屋)は、設けることでどのような目的に利用できるのでしょうか。

複数考えられる利用目的の一例を紹介します。

  • 収納:季節用品や大型の物を収める場所として
  • 書斎:「こもり感」のある空間で趣味・仕事
  • シアタールーム:好みの映画を自分だけの空間で
  • 子ども部屋:秘密基地のような空間で遊ぶ
  • ゲストルーム:天井高を確保して来客用に

 

このように、実用的に収納として、自分だけの過ごし方を楽しむ書斎やシアタールームとして、さらに天井高や広さを十分に取れば子ども部屋やゲストルームとしても活用できます。

間取りに悩んだときは「ロフトを利用したらどうだろう?」と想像してみましょう。

▶関連コラム:おしゃれな狭小住宅の間取りアイデア20選│2階建て・3階建て別に解説

「ロフト(屋根裏部屋)のある家」5つのメリット

改めて、ロフト(小屋裏部屋)を導入する場合の特徴を確認します。

ロフトを設けることで、以下の5つのメリットがあります。

  • ・空間を有効活用でき、都市部でも広々した暮らしに
  • ・ロフトのある部屋の天井が高くなり開放的に
  • ・採光・通風を確保できて明るく衛生的に
  • ・隠れ家・秘密基地的なワクワク空間を作れる
  • ・建築費用を節約しながら床面積を確保できる

 

空間を有効活用でき、都市部でも広々した暮らしに

秘密基地のようにくつろぐげるロフト

▶施工事例:本に囲まれて暮らす家

1つ目は、都市部など土地や床面積が限られるエリアでも十分な広さの収納や書斎などの空間を確保できることです。

都内など土地の取得費用が高くなるエリアでは、十分な床面積を確保することが難しい場合があります。
本来デッドスペースとして活用する予定のなかった小屋裏空間の利用で、土地や建物を広げることなく目的の空間を確保できるかもしれません。

▶関連コラム:『狭小地でどんな住宅が建つの?』間取りや外構のコツ・事例を紹介│メリット・デメリットも解説

ロフトのある部屋の天井が高くなり開放的に

ロフトにつながる勾配天井で開放的なリビング

▶施工事例:無垢の木に安らぐ家

2つ目は、ロフトのある部屋の天井を高く開放的にできること。

たとえば、リビングにロフトを設ける場合、リビング直上の吹き抜け空間は「通常の部屋の高さ + ロフトの高さ」となり、一般的なリビングより高い空間を実現できます。
高い天井の住まいは視線が遠くに抜け、開放的でおしゃれな空間になるでしょう。

▶関連コラム:【吹き抜けに窓】おしゃれな3つの事例紹介│掃除などポイントや注意点、メリット・デメリットも解説

採光・通風を確保できて明るく衛生的に

採光・通風に効果を得られるロフト空間

▶施工事例:多様な空間が広がる家

3つ目は、採光・通風に効果を発揮することです。

ロフトとつながった部屋は上下方向に空間がつながります。
すると温かい空気が上昇する性質があることから、特にロフトに窓がある場合は空気が自然に抜けて滞留する流れが生まれます。
また、高窓・天窓は通常の窓より効率的に光を取り入れられ、プライバシーも気にせずに済みますので、採光・通風両面でメリットを感じられるでしょう。

▶関連コラム:【外から見えない家・カーテンがいらない家】メリット・デメリットや隣の家から見えなくする方法・施工事例を紹介

隠れ家・秘密基地的なワクワク空間を作れる

秘密基地のようなロフト空間

▶施工事例:ロフト基地のある家

4つ目は、隠れ家的なワクワクする空間を手に入れられることです。

天井高を1.4m未満に抑えることの多いロフトは、独特の”こもり感”を演出できる空間です。
子どもはもちろん、大人もワクワク感を感じられます。

また、天井高が低いことで適度に落ち着きを感じられることから、書斎など座ってくつろぐ使い方の部屋とも相性が優れています。

建築費用を節約しながら床面積を確保できる

ロフトは建築費用の節約にもつながる

5つ目は、建築費用を節約しつつ床面積を確保できることです。

通常、収納や書斎を作る場合、床面積を広げる必要があります。
一方でロフトは使用目的や広さによっては、小屋裏空間に仕上材を張り、ハシゴを渡すだけで実用的な空間を作り上げられるでしょう。

家を広げて必要な空間を確保する場合と比べて、大幅に費用を抑えられる可能性があります。

このように、ロフトには複数のメリットがあり、特に土地や床面積が限られる家では、悩みを解決する唯一の手段となることもあります。

ただし、これから紹介するとおりデメリットもありますので、ロフトを設計・施工し慣れて特徴を把握したハウスメーカーに依頼することをおすすめします。

首都圏(東京・埼玉・神奈川・千葉・茨城)でロフトのある家を検討中の方は弊社sumutoco(スムトコ)まで、お気軽にご相談ください。

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※しつこい営業は行っておりませんので、お気軽にお問い合わせください。

 

sumutoco(スムトコ)は首都圏(東京・埼玉・神奈川・千葉・茨城)のお客様の家づくりをお手伝いしています。

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紹介した事例のほかにも、おしゃれな家の施工事例を紹介しています。中庭からの光が差し込む家や間接照明がおしゃれな家など、たくさんの事例の写真を掲載しているので、ぜひご覧ください。

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「ロフト(屋根裏部屋)のある家」4つのデメリットと対策

続いて、ロフト(屋根裏部屋)のある家を建てる、以下の4つのデメリットと対策を紹介します。

  • ・夏場に熱がこもり暑くなる(対策:窓・換気扇を設ける)
  • ・エアコンが効きづらい(対策:断熱・気密性を高める)
  • ・階段の上り下りがストレス(対策:使用目的を検討)
  • ・掃除が大変に(対策:階段設置・各室に掃除機)

夏場に熱がこもり暑くなる(対策:窓・換気扇を設ける)

1つ目は、夏場にロフトに熱がこもり暑くなることです。
温かい空気には上昇する性質がありますので、対策を取らなければロフトに熱がこもり暑くなる場合があります。

ロフト上部に溜まる熱を逃がす窓

▶施工事例:外に閉じ、内に開く家

温かい空気を排気できる窓や換気扇を設けることで、天井付近に集まった熱を効率的に排気して、自然風だけでも涼しい住まいを実現できるでしょう。

エアコンが効きづらい(対策:断熱・気密性を高める)

2つ目は、エアコンが効きづらくなることです。
リビングにロフトを設けた場合など空気の体積が増えたとき、エアコンによる空調効率が悪くなり熱い・寒い場合があります。

断熱・気密性能が高まる発泡ウレタンの断熱材

▶sumutoco(スムトコ)が施工する家の断熱性・気密性

暑さ・寒さに対しては、断熱性・気密性を高めることが効果的です。

断熱性を高めて外の熱が伝わらないようにし、気密性を高めて隙間風の侵入を防げれば、体積が増えてもエアコンの効きやすい住まいは実現可能です。

▶関連コラム:吹き抜けが寒い!後悔する理由と暖かくする方法・対策11選│冬だけ塞ぐ方法も?

階段の上り下りがストレス(対策:使用目的を検討)

3つ目のデメリットは、階段の上り下りがストレスになることです。

週末など限られたタイミングの使用であれば問題ありませんが、毎日となると疲れを感じる可能性があります。

引き戸とボルダリングロープ、2つの移動方法を利用できるロフト

▶施工事例:中庭と照明で魅せる家

上り下りに不安を感じる場合は、季節用品の収納として、また週末利用のシアタールームとしてなど、階段の使用回数が限定される目的でロフトを利用しましょう。

また、事例のように他の部屋から横方向にロフトへアクセスできるように工夫することも効果的です。

掃除が大変に(対策:階段設置・各室に掃除機)

4つ目は、ロフトの掃除が大変になることです。
上下方向の移動が生じることから、掃除機を持っての移動が大変に感じる場合があります。

階段を設けて手を使わずに上れる仕様にしたり、小型の掃除機を常備できるよう置き場所を準備するなどの対策が効果的です。

 

このように、ロフトを設けることによるデメリットもありますので、設置する場合は設計・施工に慣れた業者に依頼することが大切です。

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ロフト(屋根裏部屋)を作るとき知っておきたいポイント

ロフトを作る場合、設計の段階で知っておきたいポイントがありますので、記事の終わりにご紹介します。

ロフトを設置する目的を明確にする

2つに分割でき多目的に利用できるロフト

▶施工事例:車庫のある邸宅

ロフトを作る場合、設置目的を明確にすることが大切です。

はじめに紹介したとおり、ロフトは多目的に活用できる空間です。
一方で、使用目的を定めないまま導入すると、下階でも十分に収納を確保できたり、寝室を書斎として活用できた場合などに、ロフトを設けても使用する機会がなくなる可能性があります。

階段かハシゴか、移動手段を検討する

ロフトに上がるステップの役割も果たす箱階段

▶施工事例:本に囲まれて暮らす家

ロフトを導入する場合、移動手段を入念に検討する必要もあります。

大きなものや重量物を持ち運ぶ場合は階段を利用する必要がありますし、階段室としてのスペースを削りたい場合はハシゴが適していることもあります。
使用目的に合わせた最適な移動手段を選択しましょう。

コンセント・照明を適切な数・位置に配置する

コンセント・照明を設けた使い勝手のよいロフト

▶施工事例:スキップフロアリビングの家

使用目的に合わせてコンセント・照明を配置することも大切です。

書斎やシアタールームとして利用する場合は照明の配置が重要になりますし、単に収納として利用する場合も掃除機用のコンセントは準備したいもの。
暮らし始めてから、実際に使用するときの動線を想像して検討しましょう。

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まとめ│ロフト(屋根裏部屋)のある家で広くおしゃれに暮らす

多様な高さの空間が住みやすさにつながるロフト

▶施工事例:光とタイルが織りなすモダン邸宅

ロフト(屋根裏部屋)のある家について、メリット・デメリットや間取りのポイント、利用目的などについて注文住宅の実例とともに解説しました。

ロフトは土地や床面積が限られている場合でも、大きな収納や書斎を実現できる有用な間取りです。
一方で温熱環境の面など、デメリットもありますので、ロフトを設計・施工し慣れた経験豊富なハウスメーカーに依頼することが大切です。

首都圏(東京・埼玉・神奈川・千葉・茨城)を中心としたエリアでロフトのある家に興味をお持ちの方は、紹介した事例の家を建ててきたsumutoco(スムトコ)まで、お気軽にご相談ください。

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【埼玉県:施工エリア】
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【神奈川県:施工エリア】
神奈川県
横浜市(鶴見区/神奈川区/西区/中区/南区/保土ケ谷区/磯子区/金沢区/港北区/戸塚区/港南区/旭区/緑区/瀬谷区/栄区/泉区/青葉区/都筑区)/川崎市(川崎区/幸区/中原区/高津区/多摩区/宮前区/麻生区)/相模原市(緑区/中央区/南区)/横須賀市/平塚市/鎌倉市/藤沢市/小田原市/茅ヶ崎市/逗子市/三浦市/秦野市/厚木市/大和市/伊勢原市/海老名市/座間市/南足柄市/綾瀬市/三浦郡葉山町/高座郡寒川町/中郡(大磯町/二宮町)/足柄上郡(中井町/大井町/松田町/山北町/開成町/箱根町/真鶴町/湯河原町)/愛甲郡(愛川町/清川村)

 

【千葉県:施工エリア】
千葉県
千葉市(中央区/花見川区/稲毛区/若葉区/緑区/美浜区)/銚子市/市川市/船橋市/館山市/木更津市/松戸市/野田市/茂原市/成田市/佐倉市/東金市/旭市/習志野市/柏市/勝浦市/市原市/流山市/八千代市/我孫子市/鴨川市/鎌ケ谷市/君津市/富津市/浦安市/四街道市/袖ケ浦市/八街市/印西市/白井市/富里市/南房総市/匝瑳市/香取市/山武市/いすみ市/大網白里市/印旛郡(酒々井町/栄町)/香取郡(神崎町/多古町/東庄町)/山武郡(大網白里町/九十九里町/芝山町/横芝光町)/長生郡(一宮町/睦沢町/長生村/白子町/長柄町/長南町)/夷隅郡(大多喜町/御宿町)/安房郡鋸南町

 

【茨城県:施工エリア】
茨城県
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