2023.10.12
家作りの考え方

吹き抜けが寒い!後悔する理由と暖かくする方法・対策11選│冬だけ塞ぐ方法も?

吹き抜けが寒い!後悔する理由と暖かくする方法・対策11選│冬だけ塞ぐ方法も?

▶施工事例:勾配天井の2世帯住宅

「吹き抜けは寒い。後悔する。」

吹き抜けの開放的な空間づくりに魅力を感じて、吹き抜けのことを調べると必ず見かけるのは、こうした寒さについての後悔の感想です。

本当に吹き抜けは寒いのでしょうか。暖かくする方法はないのでしょうか。

本記事では、吹き抜けの寒さで後悔する場面や原因を紹介するとともに、吹き抜けを設けても暖かくする11の方法を紹介します。

 

解説の合間には、実際に建てられた吹き抜けのある家の事例も紹介するので、おしゃれな吹き抜けの事例を見てみたい方も参考にしてください。

吹き抜けが寒い!後悔する場面は?原因は?

はじめに、一戸建ての家に吹き抜けを設けた場合に「寒い」と感じて後悔する場面や、その原因を紹介します。

吹き抜けは寒くなる要因が揃っている

実は吹き抜けには、部屋で過ごす際に寒さを感じやすい以下の2つの要因が揃っています。

  • ・吹き抜けを設けることで暖房で温める体積が増える
  • ・上下方向に大きくなることで暖かい空気が上っていく

 

吹き抜けを設けることで暖房で温める体積が増える

吹き抜けを設けることで暖房で温める体積が増える

▶施工事例:光を届ける3層吹き抜けの家

暖房器具で部屋を温める場合、体積が小さいほど短時間で温まります。

一方で吹き抜けを設けると温めるべき体積が大きくなるため、エアコンなどの暖房器具を利用しても温まりづらくなります。

上下方向に大きくなることで暖かい空気が上っていく

また、空気には温まると上昇し冷たくなると下降する性質があります。

吹き抜けを設けて上下方向に部屋が広くなると、冷たい空気が下階に留まり、寒さを感じる場合があります。

なお、温かい空気が上昇する性質を利用して夏場に効率的に排熱することを「重力換気」といいます。

吹き抜けを設けることで重力換気が促進されるので、夏場はエアコンを利用しなくても涼しさを感じられることもあります。

▶参考:LIXIL ビジネス情報「風を設計する」

場所によって温度差が生じて移動がストレスに

こうした理由で下階に冷気が溜まり上階に暖気が溜まると、建物の中で暖かい場所と冷たい場所が生まれることになり「移動することにストレスを感じる」可能性があります。

特に脱衣室やトイレなど、暖房が届きづらい部屋への移動に抵抗を感じるかもしれません。

暖房器具の多用で電気代が高額に

吹き抜けのある部屋では、下階を温めるために暖房器具をたくさん使用することになります。結果として「電気代が高額になる」ことでも後悔を感じます。

特に電気代が高くなっている昨今、毎月発生する電気代が気になるでしょう。

 

吹き抜けについて、寒さ以外でも失敗や後悔を感じるケースがあります。
もっと多くの例を見てみたい方は、こちらのコラムもおすすめです。
▶関連コラム:吹き抜けの「後悔・失敗」感じる5つの瞬間│メリット・デメリットや対策、吹き抜けの成功例も紹介

 

こうした理由で吹き抜けを設けた家では、寒さで後悔を感じる場合があります。

しかし弊社スムトコ(sumutoco)の家では、吹き抜けのある家を施工していても高い満足度が得られています。

吹き抜けを設けても満足度を高めるためには、これから紹介する方法・対策の導入を検討しましょう。

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※しつこい営業は行っておりませんので、お気軽にお問い合わせください。

 

sumutoco(スムトコ)は首都圏(東京・埼玉・神奈川・千葉・茨城)のお客様の家づくりをお手伝いしています。

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紹介した事例のほかにも、おしゃれな家の施工事例を紹介しています。中庭からの光が差し込む家や間接照明がおしゃれな家など、たくさんの事例の写真を掲載しているので、ぜひご覧ください。

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吹き抜けを暖かくする方法・対策11選

吹き抜けを設けて開放的な住まいを建てても暖かく過ごすためには、これから紹介する11の方法・対策の導入を検討してみましょう。

  • 『断熱性を高める』性能の高い窓・断熱材を利用
  • 『気密性を高める』気密性の高い断熱材を利用
  • 『日差しを有効活用する』冬場の日差しを取り込む
  • 『カーテン・ロールスクリーンの設置』窓の冷気を遮断
  • 『シーリングファンを設置』温かい空気をかき混ぜる
  • 『サーキュレーターを設置』温かい空気をかき混ぜる
  • 『引き戸や仕切りを設置』冬だけ塞ぐ
  • 『暖房設備の設置』適切な容量の機器を選定
  • 『薪ストーブなど輻射熱暖房』じんわりと暖かく
  • 『全館空調システムの導入』家中を同じ温度に
  • 『熱交換換気を利用』温かい空気を無駄なく利用

 

『断熱性を高める』性能の高い窓・断熱材を利用

吹き抜けの寒さ対策に最も効果を発揮する対策は「断熱性を高める」ことです。

具体的には、複層ガラス(ペアガラス・トリプルガラス)や樹脂サッシの窓を利用すること、熱を通しにくい断熱材を利用することが挙げられます。

外部の冷気が室内に伝わらなければ、少ない暖房で部屋全体が効率的に温まり、冷めにくい環境を実現できるでしょう。

『気密性を高める』気密性の高い断熱材を利用

断熱性とともに高めたいことは「住まいの気密性」です。

気密性が低ければ外の冷たい空気が直接室内に流入するので、暖房をかけても温まらないのは当然です。

発泡系の断熱材など”すきま”を埋める効果の高い断熱材を利用して、すきま風を入れない家づくりを行いましょう。

 

弊社スムトコ(sumutoco)では、高い気密性を確保できる発泡系断熱材「MOCOフォーム」を導入して気密性を高めています。

スムトコ(sumutoco)の断熱性・気密性について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
▶sumutoco(スムトコ)が施工する家の断熱性・気密性

『日差しを有効活用する』冬場の日差しを取り込む

吹き抜けの「寒い」を防ぐ:『日差しを有効活用する』冬場の日差しを取り込む

▶施工事例:土間とリビングが連なる家

部屋の中を温める手段は暖房だけではありません。
「日差しを有効活用」して、部屋の中を温めましょう。

プライバシーを守りながら南側に大きな窓を配置できるのは、吹き抜けのある家ならでは。
吹き抜けの高い位置に窓があれば、部屋の北側など奥の方まで日差しを届けることも可能です。

一方で窓が大きくなるほど断熱性は低くなるので、性能の高い窓を選定することをおすすめします。

『カーテンやロールスクリーンの設置』窓の冷気を遮断

吹き抜けの「寒い」を防ぐ:『カーテンやロールスクリーンの設置』窓の冷気を遮断

▶施工事例:外に閉じ、内に開く家

昼間は窓辺が暖かく感じられますが、夜間は窓から冷気を感じる場面もあります。

窓辺の冷気に対しては「カーテンやロールスクリーンの設置」が効果的です。

吹き抜けに窓を配置する場合、開閉がしやすいように廊下に面する場所に窓を設けたり、ボールチェーンで階下から開閉できるタイプがおすすめです。

『シーリングファンを設置』温かい空気をかき混ぜる

吹き抜けの「寒い」を防ぐ:『シーリングファンを設置』温かい空気をかき混ぜる

▶施工事例:欧風スタイルの邸宅

断熱性や気密性を高めても、温かい空気が上昇する性質は止めることができません。

天井近くに溜まった温かい空気をかき混ぜるためには「シーリングファンを設置」しましょう。

なお、シーリングファンが活躍するのは冬場だけではありません。ファンを逆に回転させれば、足元に溜まる冷たい空気をかき混ぜられるため、夏場にも活躍します。

ゆったりと回転するファンは優雅に感じられ、室内空間をおしゃれにする効果も感じられるでしょう。

 

吹き抜けにシーリングファンを設置する場合、注意するべき点もあります。
施工事例とともに、注意点を確認したい方は、こちらのコラムもおすすめです。
▶関連コラム:【吹き抜けにシーリングファン】3つの施工事例とメリット・デメリット│選び方と注意点も解説

 

『サーキュレーターを設置』温かい空気をかき混ぜる

シーリングファンとともに空気をかき混ぜる効果を発揮するのは「サーキュレーター」です。

強い風で空気をかき混ぜるサーキュレーターは、季節や時間によって設置する場所や風の方向を変えられる点が特徴的です。

設置する可能性のある箇所にコンセントを設けておくことを意識しておきましょう。
吹き抜けに面した廊下など、取り込む空気の多い場所への設置も効果的です。

 

吹き抜けに面して廊下を設ける場合も、メリット・デメリットや注意点があります。
施工事例とともに確認したい方は、こちらのコラムもおすすめです。
▶関連コラム:【吹き抜けに廊下】3つの実例紹介│メリットデメリット・失敗を防ぐポイントも解説

 

『引き戸や仕切りを設置』冬だけ塞ぐ

吹き抜けの「寒い」を防ぐ:『引き戸や仕切りを設置』冬だけ塞ぐ

▶施工事例:暖炉のリビングでまどろむ家

温める体積を少なくするためには「引き戸や仕切りを設置する」ことも考えられます。

引き戸であれば、夏場など開放したい季節には開け放ち、部屋の体積を小さくしたい冬場には閉じる、季節に応じた使い方も可能です。

『暖房設備の設置』適切な容量の機器を選定

吹き抜けのある部屋は体積が大きくなるため「適切な容量の暖房機器を導入する」ことも考えましょう。

家電量販店のエアコンコーナーに記載されている畳数表示は吹き抜けのない家を対象にしたものです。

吹き抜けを設ける場合は、適切な畳数・台数を算出しづらいので、吹き抜けの設計に慣れた設計者に依頼することをおすすめします。

『薪ストーブなど輻射熱暖房』じんわりと暖かく

吹き抜けの「寒い」を防ぐ:『薪ストーブなど輻射熱暖房』じんわりと暖かく

▶施工事例:暖炉と暮らす家

暖房器具と聞くとエアコンをイメージする方も多いですが「薪ストーブなどの輻射熱の暖房器具」の導入も検討してみましょう。

輻射熱とは、エアコンなどのように風に乗せて熱を運ぶ方法(対流熱)と異なり、熱源から発される遠赤外線によって伝わる熱を指します。

 

窓を閉めていても窓辺に伝わる、太陽の暖かさをイメージしてみてください。

こうしたじんわりした暖かさを出す、薪ストーブの使用も検討しましょう。

『全館空調システムの導入』家中を同じ温度に

家全体を同じ温度にするためには「全館空調システム」の導入もおすすめです。

全館空調システムとは、家の中の空気をダクトなどを通じて強制的に混ぜることで温度を均一にするシステムです。

導入することで、トイレや脱衣室なども含めて均一な温度を実現できるので、寒さへの対策の手段として検討してみましょう。

『熱交換換気を利用』温かい空気を無駄なく利用

近年建築されている住まいは、室内の空気を強制的に換気する「24時間換気」の導入が義務付けられています。

換気扇から入る外の風は当然冷たいですが「熱交換型の換気扇」を利用することで、室内の温度を換気する風に移せるため、換気扇から入る風を適温に温めて換気できます。

 

こうした様々な工夫を用いることで「吹き抜けが寒い!」という後悔を避けつつ、吹き抜けならではの開放感やおしゃれな雰囲気を実現できます。

建てたあとに後悔を抱えることのないように、性能にもデザインにも力を入れているハウスメーカーを選択しましょう。

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多くの吹き抜けリビングを設計・施工してきたsumutoco(スムトコ)まで、お気軽にご相談ください。

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※しつこい営業は行っておりませんので、お気軽にお問い合わせください。

 

まとめ│吹き抜けの寒い!を暖かくする方法はある!

吹き抜けの寒い!を暖かくする方法はある!

▶施工事例:多様な空間が広がる家

吹き抜けについて調べると必ず見かける「寒い」という感想に対して、吹き抜けを設けた場合に「暖かくする方法」を紹介しました。

吹き抜けは高い天井と大空間が魅力的な非常におしゃれな間取りです。

一方で十分な断熱性や気密性、間取りの工夫がなければ寒さをはじめとする後悔を抱える可能性もあります。

 

後悔を感じず、建ててから満足できる吹き抜けのある家を手に入れられるよう、吹き抜けの施工実績が豊富なハウスメーカーに依頼しましょう。

弊社sumutoco(スムトコ)は、本記事で紹介した事例以外にも、吹き抜けのある家を施工した経験が豊富にあります。

▶吹き抜けのある間取りを持つ「施工事例」はこちら

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