デザイナーズハウスとは？一戸建ての外観・内装事例も紹介│住みにくい？人気の間取りは？疑問にも回答

▶施工事例：収納上手な美しい家

注文住宅を建てる際に「デザイナーズハウス」と聞いたことはありませんか？

本記事では、デザイナーズハウスの外観・内装の実例を紹介したうえで、デザイナーズハウスにはどんなメリット・デメリットなど特徴があるのか解説します。

外観・内装デザインに優れた住宅を建てたいと考えている方にとっては、事例を見るだけでも参考になりますので、ぜひ最後までご覧ください。

デザイナーズハウスとは？外観・内装の実例も紹介

▶施工事例：自然素材が融合する家

実は「デザイナーズハウス」という言葉には、明確な定義はありません。

このため、一般的には広い意味で捉えて「デザイン性の高い住宅」全般をデザイナーズハウスと呼んでいます。

ハウスメーカーの担当者が設計した住宅でも、個人事務所が設計した住宅でも、どちらもデザイン性が高いと認められればデザイナーズハウスと呼ばれます。

デザイナーズハウスの外観事例

では、デザイナーズハウスを建てる場合、どういった外観・内装の家が完成するのでしょうか。

実際に都内で建てられた住まいの実例を見てみましょう。

高級感ただよう上質な外観の住まい

▶施工事例：インナーガレージとコリドーの家

はじめに紹介する住まいは、主張をしない控えめなタイル外壁が高級感を漂わせる住まいです。

道路側には窓を設けず、プライバシーにも配慮している点にも注目しましょう。

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照明がアシンメトリーな外壁を際立たせる住まい

▶施工事例：造形美の家

次に紹介する住まいは、1階上部の外壁と2階上部の外壁とをずらして左右非対称にした外観の住まいです。

昼間でも独特のフォルムが目を引きますが、夕方から夜、外壁を照らす光が灯ると外壁のアシンメトリー感が強調されてさらにおしゃれに彩られます。

デザイナーズハウスの内装事例

続いてデザイナーズハウスとして建築された住まいの、内装の事例を確認しましょう。

中庭とバルコニーが面する一体感・開放感あるLDK

▶施工事例：インナーガレージとコリドーの家

広々として一体感を感じられるLDKは2階に配置されていて、さらに中庭・バルコニーに面しています。

周囲からの視線を感じることなく過ごせるプライベート感が魅力的な空間です。

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シンプルモダンな雰囲気に合致する温かみのある和室

▶施工事例：四季を楽しむ中庭の家

デザイナーズハウスは洋風・シンプルといった住まいだけを建てる訳ではありません。

本事例のように落ち着きのある和室を設えるケースもあります。

ただし、建物の雰囲気と合致するようにモダンな雰囲気に仕上げており、他の間取りとの調和も目指しています。

 

デザイナーズハウスとは？どんな特徴があるの？

こうした外観・内装を有するデザイナーズハウスですが、一体どのような特徴を持つのでしょうか。
メリット・デメリットに分けて紹介します。

デザイナーズハウス3つのメリット

デザイナーズハウスを建てる場合に感じられる主なメリットは以下の3つです。

 

他の家と異なるおしゃれな家になる

▶施工事例：シンボリックなサイディングの家

多くのデザイナーズハウスは、施主に対して専属の設計士が1人つき、要望に対してオリジナルな住まいを作ります。

このため、他の家と異なるオリジナルでおしゃれな家を実現できるでしょう。

外観・内装の事例で紹介したように、ひとつとして同じ住まいはなく、好みのデザインや住み方に合わせてカスタマイズできる点が魅力です。

▶関連コラム：モダンでおしゃれな3階建ての外観デザイン（縦長の狭小住宅など）｜間取りアイディア、高さ制限なども解説

変形敷地や狭小地でも土地を有効に使える

▶施工事例：キャットツリーの家

デザイナーズハウスは変形敷地や狭小地といった、整形地でない土地を有効活用できる点も魅力に挙げられます。

大手ハウスメーカーが設計する家とは異なり、部材や寸法に制限がないことから、間口の狭い土地やコンパクトな土地であっても、土地に合った住まいを建てられます。

特に都内で家を建てる場合など、コンパクトな土地を選択した場合こそ、デザイナーズハウスが勧められます。

▶関連コラム：おしゃれな狭小住宅の間取りアイデア20選│2階建て・3階建て別に解説

機能的で過ごしやすい家になる

▶施工事例：シンプルモダンな多世帯住宅

見た目のデザインだけでなく、デザイナーズハウスは機能性に優れた過ごしやすい家になる点もメリットです。

細かな点にもこだわって設計できるデザイナーズハウスでは、キッチンなどの水回りにこだわった住まいも実現可能です。

たとえば、洗濯を効率的に行えるランドリールームを設計する際、主に使用する方の使い方や寸法に適した設計を行い、最も効率的でストレスのない仕様を実現できます。

 

デザイナーズハウスを実現することで、こうした3つのメリットを享受しながら生活できるでしょう。

デザイナーズハウス3つのデメリット

一方でデザイナーズハウスを選択することでデメリットを感じられるケースもありますので、建築後に後悔を抱えることのないように把握しておきましょう。

 

好みの間取り・デザインを決めきれない

デザイナーズハウスは自由度が高い住まいですが、自由度が高すぎることで好みの間取り・デザインを決めきれないケースがあります。

たとえば、部屋ごとに自由に寸法を決めることができ、床材や壁紙、階段の手すりの種類まで全てを自由に選択可能です。

こうした家づくりに楽しさを感じる場合は問題ありませんが、疲れを感じる場合はデザイナーズハウスを選択して後悔する可能性があります。

建築費用が高くなる場合がある

デザイナーズハウスを選択した場合に、建築費用が高くなる場合もデメリットに挙げられます。

部材1つずつにこだわって選択する場合、既製品や定形的な寸法を利用する場合と比較して設計・施工の手間が多くかかり、捨ててしまう端材なども多く出ることになります。

結果として、建築価格が高くなる可能性は認識しましょう。

売却価格が低くなるケースがある

施主の好みを凝縮した住まいは、売却価格が低くなる場合があります。

家を売却する場合、多くの人が住みやすい住宅の方が需要が高く売却価格も高額になりがちです。

一方でデザイナーズハウスは個人の趣味・嗜好が反映されることから買い手がつきづらく、売却価格が低くなる可能性があります。

 

こうしたメリット・デメリットがあることを把握したうえで、デザイナーズハウスを建てることを決めましょう。

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デザイナーズハウスに関してよく聞かれる疑問と回答

▶施工事例：光とタイルが織りなすモダン邸宅

記事の終わりに、デザイナーズハウスについて聞かれることの多い疑問について回答します。

「デザイナーズハウスは住みにくい」って本当ですか？

A.デザイナーズハウスは「住みやすい」場合と「住みにくい」場合があります

 

デザイナーズハウスは良くも悪くも、設計者によってデザインと機能性が大きく変わります。

デザインを重視する設計士であれば、機能性が犠牲になるケースもあるでしょう。

住みやすいデザイナーズハウスを建てたい場合は、施工事例の確認や見学会への参加で、住み心地に配慮した設計をしているか確認する必要があります。

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デザイナーズハウスで人気の間取りはありますか？

▶施工事例：屋上で憩うエレガントな邸宅

A.吹き抜けや中庭、趣味性の高い部屋に人気が集まっています

デザイナーズハウスを選択する方は、住宅の外観・内装デザインにこだわりを持つ方がほとんどです。

デザインにこだわりを持つ方は、吹き抜けや中庭といった開放的かつプライベート感のある間取りを好む傾向にあります。

また、個人の趣味を楽しめるように、趣味性を高められる設計も人気を博しています。

 

まとめ│デザイナーズハウスでおしゃれ、住みやすい家を実現

▶施工事例：緑を臨むシンプルな家

「デザイナーズハウス」が気になる方に、デザイナーズハウスの外観・内装の実例や特徴を紹介しました。

注文住宅を建てるなら、デザインにこだわりたいと考えるのは当然のことです。
他の家と一味違うおしゃれな住まいを実現できれば、注文住宅を所有する満足度は高まります。

ただし、自宅として住む以上はデザインだけでなく、使い勝手など住み心地への配慮も必要になります。

施工事例の確認や見学会への参加で、検討しているハウスメーカー・工務店がどんな家を設計するのか確認しましょう。

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