2023.08.07
家作りの考え方

【吹き抜けにシーリングファン】3つの施工事例とメリット・デメリット│選び方と注意点も解説

【吹き抜けにシーリングファン】3つの施工事例とメリット・デメリット│選び方と注意点も解説

▶施工事例:多様な空間が広がる家

注文住宅で吹き抜けを作るとき「シーリングファン」を設ける場合があります。

シーリングファンは取り付けるだけでおしゃれな雰囲気を出すことができ、空気を撹拌して温かい空気が天井付近に溜まることを防いでくれます。

一方で悩みがちなのはシーリングファンの選び方です。

本記事では、吹き抜けにシーリングファンを設置した事例を紹介するとともにメリット・デメリット、そして「シーリングファンを選ぶときのポイントや注意点」を紹介します。

シーリングファンに加えて吹き抜けの事例も紹介するので、吹き抜けの事例を見たい方も、ぜひ最後まで見てみてください。

▶『シーリングファンや吹き抜け』を利用した施工実績が豊富な設計者を探している方はsumutoco(スムトコ)まで、お気軽にお問い合わせください!

吹き抜けにシーリングファン『3つの施工事例』

はじめに、吹き抜けにシーリングファンを設置した場合にどんなデザインの住まいになるのか、施工事例を紹介します。

シーリングファン・天井・壁。全てを白で統一

白で統一された吹き抜け空間・シーリングファン

▶施工事例:シンプル×スタイリッシュな家

「シンプル×スタイリッシュな家」に設けられたシーリングファンは、ブレードもモーター部分も全てが白色で着色されたデザインです。

シーリングファンを囲む天井や壁、背後の建具も白で統一されていて、内装との調和が素敵な空間となっています。

シンプルな内装を目指す場合は、シーリングファンを目立たせないように工夫することも効果的であることを教えてくれます。

 

おしゃれな吹き抜け空間の事例を見てみたい方は、こちらの記事もおすすめです→
▶関連コラム:吹き抜けは6畳〜8畳が目安。事例、やめておけばよかったと後悔しない4つの重要ポイントを解説

 

3階分の吹き抜けに設けられたシーリングファン

3階分の吹き抜けに設けられたシーリングファン

▶施工事例:光を届ける3層吹き抜けの家

「光を届ける3層吹き抜けの家」のシーリングファンは、1階から見ると遠くに見える3階部分に配置されています。

1階から3階まで全体が吹き抜けになっていると温かい空気が上昇する効果が強くなるので、シーリングファンを導入する場合、しない場合とで快適さが異なります

吹き抜け最上部にはシーリングファンと一緒に開口も設ける

▶施工事例:光を届ける3層吹き抜けの家

建物の最も高い位置にある部屋は外に向かう開口も用意されているので、窓の開け締め・シーリングファンの順回転・逆回転とを使い分けることで、夏・冬の快適性を高められます

吹き抜け+勾配天井に設けられたシーリングファン

吹き抜け+勾配天井に設けられたシーリングファン

▶施工事例:ヒノキ香る和モダン邸宅

「ヒノキ香る和モダン邸宅」のシーリングファンは、2階分の吹き抜けに加えて勾配天井もある大空間に設けられています。

こうした体積の大きな空間こそ、シーリングファンを設置することで温熱環境を整えられます。

本事例の空間は天井に張られたウエスタンレッドシダーとマッチする、マットな質感がおしゃれです。

天井の色味とシーリングファンの色味とのバランスを考えてみましょう。

 

吹き抜けにシーリングファンを取り付けることで、こうしたデザインの住まいを実現可能です。

さらにシーリングファンには、デザイン面だけでないメリット、そしてデメリットも存在するので、続けて紹介します。

 

吹き抜けのある開放的な空間にシーリングファンが悠々と回転する光景は、非常におしゃれです。

一方で吹き抜けもシーリングファンも、メリットだけでなくデメリットも感じる場合があります。

デメリットを最小化するためには、吹き抜け・シーリングファンの利用に慣れた設計者・施工者に依頼することが大切です。

「吹き抜け・シーリングファンの施工経験がある業者を探している」という方は、sumutoco(スムトコ)までご相談ください。

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※しつこい営業は行っておりませんので、お気軽にお問い合わせください。

 

sumutoco(スムトコ)は首都圏(東京・埼玉・神奈川・千葉・茨城)のお客様の家づくりをお手伝いしています。

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紹介した事例のほかにも、おしゃれな家の施工事例を紹介しています。中庭からの光が差し込む家や間接照明がおしゃれな家など、たくさんの事例の写真を掲載しているので、ぜひご覧ください。

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吹き抜けにシーリングファン『メリット・デメリット』紹介

吹き抜けにシーリングファンを設けると、どんなメリットとデメリットを感じるのでしょうか。

吹き抜けにシーリングファンを設ける「メリット」

吹き抜けにシーリングファンを設ける「メリット」

▶施工事例:アイアン素材と意匠を楽しむ家

シーリングファンを設けたときに感じるメリットは、以下の3つです。

  • ・空気を撹拌することで冷暖房の効率が上がる
  • ・高級感を感じられるおしゃれなインテリア性
  • ・照明付きであれば部屋が明るくなる

 

特に空気を撹拌する能力は非常に高く、設置しない場合と比べると温熱環境が均一になる快適さを実感できるでしょう。

なお、吹き抜けで利用されることの多いシーリングファンですが、吹き抜けのない一般的な部屋でも空気の撹拌を目的に導入する事例もあります。

 

吹き抜けにシーリングファンを設ける「デメリット」

一方でシーリングファンがあることで感じられる以下のデメリットも確認しておきましょう。

  • ・天井に補強を行うことが望ましい
  • ・掃除やメンテナンスが必要
  • ・効果が実感できない場合も
  • ・回転・モーターの音が気になるケースも

 

なお、いずれのデメリットも設計段階で工夫を加えることで解消可能です。

天井補強は設計・建築時に入れれば問題なく、掃除やメンテナンスも掃除用具が届く範囲に設置すればよいなど、対策は可能です。

大切なことは、吹き抜けやシーリングファンの特徴を理解するとともに、設計・建築経験豊富な設計者・施工者に依頼することです。

 

デザインと機能性を両立する吹き抜け+シーリングファンの空間を実現するためには、様々な事例を研究することも効果的です。

吹き抜け+シーリングファンの実例を見るために、sumutoco(スムトコ)の施工事例を確認して見ましょう。

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吹き抜けにシーリングファン『選ぶとき6つのポイント』

シーリングファンは機種の選び方で満足度が変わります。

機種を選ぶときに知っておきたい以下の「6つのポイント」を解説します。

  • (1)照明の有無
  • (2)回転方向の変更などの機能
  • (3)DC・AC モーターの違い
  • (4)シーリングファンのデザイン
  • (5)ブレードの数と直径
  • (6)掃除のしやすさなどメンテナンス性

(1)照明の有無

(1)照明の有無

▶施工事例:欧風スタイルの邸宅

シーリングファンには「照明がついている商品とついていない商品」があります。

一体の商品は別途照明を設置しなくてよい場合があり、すっきりした印象の空間になります。

さらに照明とファンブレードの位置関係から、後述する”ちらつき”の問題が出づらい点もメリットです。

ただし、ついていないタイプと比べて凹凸が出るので、掃除の頻度が高まる点はデメリットといえます。

 

シーリングファンのデメリットは吹き抜けのデメリットと共通点があります。吹き抜けのデメリットについて知りたい方は、こちらの記事もおすすめです→
▶関連コラム:吹き抜けの「後悔・失敗」感じる5つの瞬間│メリット・デメリットや対策、吹き抜けの成功例も紹介

 

(2)回転方向の変更などの機能

シーリングファンは機種によって「機能が異なる点」にも注意が必要です。

回転速度の変更や季節に合わせた順回転・逆回転の変更、リモコンの有無やタイマー機能など、付属する機能は大きく異なります。

設置する目的に合わせて必要な機能を選択することが大切です。

(3)DC・ACモーターの違い

「DCモーター・ACモーターの違い」も確認しましょう。

シーリングファンを回転させるモーターには、DC・AC、2つの種類があります。

DCモーターには、以下の点でACモーターより優れているとされます。

  • ・振動が少なく静音である
  • ・消費電力が少なく電気代が安くなる
  • ・少風量から大風量まで様々な速度に対応
  • ・揺れが少ないことから長めの延長パイプを利用できる

 

商品の単価は高くなりますがメリットが多いので、長く使用する場合は一般的にDCモーターが勧められます。

(4)シーリングファンのデザイン

(4)シーリングファンのデザイン

▶施工事例:ヴィンテージライクな家

シーリングファンを設置するなら「デザイン」にもこだわりたいところです。

レトロデザインや木製の製品からシンプルモダンなものまで、様々なデザインがあるので、部屋の雰囲気に合うものを選択しましょう。

なお、吹き抜けに設ける場合は空気の撹拌という主目的を達成するため、デザインより機能性を重視することをおすすめします。

(5)ブレードの数と直径

「ブレードの数と直径」も機能性・外観に影響を与える要素です。

ブレードの数は多いほど風量が大きいので、勾配天井などブレードのサイズが限られる場所でも大風量を確保できる点が強みです。

一方で直径を大きくすると、1回転ごとに送れる空気の量が大きくなるので、モーターへの負担が少なくなることや、回転を少なくすることで風切音を小さくできるメリットがあります。

(6)掃除のしやすさなどメンテナンス性

手が届くにくいシーリングファンは「掃除のしやすさ・メンテナンス性」も大事な要素です。

単純な構造の方がホコリが溜まりづらいので、シンプルなデザインを選択する方が掃除の手間は省けます

また、シーリングファンを掃除できるよう、吹き抜けに面した廊下からシーリングファンを掃除できるよう工夫を加えましょう。

 

「吹き抜けに面して廊下を設けるのはどうだろう?」このように考える方、悩む方は、こちらの記事もおすすめです→
▶関連コラム:【吹き抜けに廊下】3つの実例紹介│メリットデメリット・失敗を防ぐポイントも解説

 

こうした項目を確認しながらシーリングファンを導入すると、設置したあとに後悔を抱えず満足できるでしょう。

 

吹き抜けにシーリングファン『気にしておきたい4つの注意点』

吹き抜けにシーリングファン『気にしておきたい4つの注意点』

▶施工事例:庭を眺めるゆとりの家

シーリングファンを選択する上で、製品の特徴のほかに気にしておきたい注意点もあるので、以下の4つの項目も気にしておきましょう。

  • ・人、天井、壁や窓との接触危険性
  • ・照明のちらつきの発生
  • ・天井の高さに合致した大きさ・機能か
  • ・延長パイプの長さ

天井、壁や窓との接触危険性

1つ目は「人、天井や壁、窓と接触する危険性」です。

シーリングファンは非常に早い速度で回転するため、万が一、人や天井・壁などと接触するとケガや内装の損傷の元となる可能性があります。

商品ごとに定められた離隔距離を確認し、子どもが触れない距離も確保しましょう。

照明のちらつきの発生

2つ目は「照明のちらつきの発生」です。

たとえば、リビングとダウンライトの間にシーリングファンがあると、ブレードが回転するたびにダウンライトの光を遮り、照明がちらつくようになります。

気になる人にとっては大きなストレスになる場合もあるので、シーリングファンと照明との位置関係が大切です。

天井の高さ・空間に合致した大きさ・機能か

天井の高さ・空間に合致した大きさ・機能か

▶施工事例:景色を眺める書斎の家

3つ目は「天井の高さや空間に合うシーリングファンの選択」です。

シーリングファンはブレードの長さや大きさが異なり、生み出す風の量にも大きく影響します。

大きな吹き抜け空間に対してコンパクトなシーリングファンを利用しても、効果は小さい場合も。
吹き抜け空間ごとに適した寸法・機能の製品を選択しましょう。

延長パイプの長さ

4つ目は「延長パイプの長さ」です。

シーリングファンには、モーター部分とブレード部分とをつなぐ延長パイプが設置されます。

パイプが長いほどシーリングファンと天井の間に大きな空間を設けられて、効率的に換気が行なえます。

一方で見た目の問題や安全性の問題で延長パイプを短くするケースもあるので、どの程度の長さにするのか、目的に合わせて選択しましょう。

 

こうした注意点はシーリングファンを利用した住まいの設計経験が豊富な設計者に依頼すれば、デメリットを感じる場面は少なくなります。

吹き抜けにシーリングファンのある住まいをたくさん実現してきた設計者を探すことが成功への近道といえるでしょう。

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まとめ│吹き抜け+シーリングファンで機能的・おしゃれな暮らしを

まとめ│吹き抜け+シーリングファンで機能的・おしゃれな暮らしを

▶施工事例:大空間をデザインする家

吹き抜けにシーリングファンを設置する場合の選び方や注意点を紹介しました。

ゆったりと回転するシーリングファンは高級感あふれるデザインを実現しやすく、吹き抜けの弱点のひとつである上下階の寒暖差を解消しやすい設備です。

吹き抜けを設けたいと思いつつ機能性も向上させたいと願う人にとって最適な設備といえるでしょう。

 

一方で、シーリングファンは設置することでデメリットを感じる場面もあります。

デメリットを感じずに優れた温熱環境・内装デザインを実現するために、吹き抜け+シーリングファンの設計・施工経験豊富な業者を探しましょう。

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【神奈川県:施工エリア】
神奈川県
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