2023.07.14
家作りの考え方

吹き抜けの「後悔・失敗」感じる5つの瞬間│メリット・デメリットや対策、吹き抜けの成功例も紹介

吹き抜けの「後悔・失敗」感じる5つの瞬間│メリット・デメリットや対策、吹き抜けの成功例も紹介

▶施工事例:シンボリックなサイディングの家

注文住宅を建築する際に、吹き抜けのある空間に憧れを持つ方も多いでしょう。

吹き抜けがあることで、周囲を高い建物に囲まれていても、採光・通風を確保でき、開放的でおしゃれな空間になるからです。

一方で、吹き抜けについて調べると後悔を感じる人も少なくないようで、採用するか迷うことも。

そこで本記事では「注文住宅で吹き抜けを設けた場合に後悔や失敗を感じる場面」を紹介します。

合わせて、後悔を感じずに暮らすための対策や吹き抜けを設けた実例も解説・紹介するので、吹き抜けを採用するか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

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Contents

吹き抜けで感じる後悔・失敗・デメリットとは?

注文住宅を建築するとき、吹き抜けを採用して後悔する場面は、主に次の5つの瞬間です。

  • (1)冷たい空気が1階に溜まって寒い
  • (2)個室にリビング・キッチンの音・匂いが伝わる
  • (3)吹き抜け・窓の掃除が大変に
  • (4)2・3階の部屋が狭く感じる
  • (5)吹き抜けに面した場所で落下が怖い

(1)冷たい空気が1階に溜まって寒い

(1)冷たい空気が1階に溜まって寒い

最も多く聞かれる後悔は「冷たい空気が1階に溜まり、寒さを感じる」ことです。

吹き抜けを設けると、1階と2階がつながります。暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降する性質があることから、冷たい空気が1階に残ることになります。

また、1階と2階がつながることで、部屋の体積が大きくなり、必要となるエアコンの容量が大きくなることも指摘されます。

(2)個室にリビング・キッチンの音・匂いが伝わる

吹き抜けを設けることで、寝室や子ども部屋などの個室に「リビング・キッチンの音・匂いが伝わる」ことも後悔を感じる原因になります。

寝室・子ども室では、就寝中や勉強中は音・光を取り込みたくないときがあります。
吹き抜けに直接個室が面することで、音・光が伝わりやすくなります。

(3)吹き抜け・窓の掃除が大変に

(3)吹き抜け・窓の掃除が大変に

「吹き抜け・窓の掃除」といったメンテナンスに関する悩みも聞かれます。

2階・3階分の高さがある吹き抜けでは手が届く範囲が限られることから、掃除が行き届かずホコリが溜まるままになることも。

(4)2・3階の部屋が狭く感じる

本来は床を設けて部屋として使える部分を、吹き抜けとして利用することで「2階・3階の部屋に狭さを感じる」こともあります。

十分な広さの個室を確保できなければ、収納を確保できず物が溢れたとき「吹き抜けではなく床を設けた方がよかった」と感じる場合があります。

(5)吹き抜けに面した場所で落下が怖い

(5)吹き抜けに面した場所で落下が怖い

吹き抜けを設けることで「落下が怖い」と感じることも。

吹き抜けを設けない場合は、日々の生活でケガをするのは階段などに限られます。
高さのある吹き抜けを見て「子どもが落ちたらどうしよう」などと考え「吹き抜けを設けない方がよかった?」と考えることも。

 

デメリットを紹介していますが「吹き抜けのある家」には多くの「魅力」もあります。魅力・気をつけたい点など、特徴を知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。→
▶【吹き抜けのある家】魅力や気を付けたい注意点・おしゃれにするためのポイント|実例も紹介

 

吹き抜けの後悔・失敗。感じないための対策は?

こうした、吹き抜けに対して感じる可能性のある後悔・失敗。どうすれば避けられるのでしょうか。

考えられる6つの対策を紹介します。

  • ・窓・断熱材にこだわって断熱対策を施す
  • ・全館空調やシーリングファンの利用など適切な空調計画を立てる
  • ・寝室・子ども室の前に前室・建具を設ける
  • ・メンテナンスに配慮して設計・暮らしの計画を立てる
  • ・壁面や小屋裏など、空間を活用して収納を設ける
  • ・手すりや部分壁で転落防止対策を施す

窓・断熱材にこだわって断熱対策を施す

窓・断熱材にこだわって断熱対策を施す

▶施工事例:中庭と吹き抜けがつなぐ家

寒さへの対策として最も効果的なのは「断熱対策を施すこと」です。

具体的には、断熱・気密性能の高い窓・断熱材を利用することです。
室内から室外へ逃げる熱を減らすことで、暑さ・寒さの悩みを大幅に軽減できます。

全館空調やシーリングファンの利用など適切な空調計画を立てる

全館空調やシーリングファンの利用など適切な空調計画を立てる

▶施工事例:ヒノキ香る和モダン邸宅

断熱対策に加えて「適切な空調計画を立てる」ことも効果的です。

ダクトを利用して各部屋の空気を集め、適切な温度にして各部屋から送り出す全館空調。空気が溜まりがちな天井付近で空気を撹拌するシーリングファン。

こうした設備を利用して、冷たい空気・暖かい空気が1箇所に留まらない工夫を加えることで、暑さ・寒さでの後悔は避けられます。

寝室・子ども室の前に前室・建具を設ける

音・匂いに対しては「寝室・子ども室の前に前室・建具を設ける」ことをおすすめします。

LDKと一体空間となった吹き抜けと個室を直接つなげると、音や光を遮断するのは困難です。

緩衝帯となる部屋を設ける、ドアや引き戸を設ける、といった対策で音や光を遮断する計画を立てましょう。

メンテナンスに配慮して設計・暮らしの計画を立てる

設計段階で「吹き抜け・窓のメンテナンスに配慮」することも大切です。

掃除用のキャットウォークを用意する、シーリングファンを手の届く範囲に配置する、といった対策が考えられます。

吹き抜け部分の掃除を定期的に掃除業者に依頼するのも一つの手です。

壁面や小屋裏など、空間を活用して収納を設ける

壁面や小屋裏など、空間を活用して収納を設ける

▶施工事例:細部まで美しく整えた家

個室や収納の不足については「空間の有効利用」が効果的です。

通路部分に収納を設ける、小屋裏を収納や書斎として利用する、といった空間を有効利用する工夫を加えれば、床面積の不足は解消可能です。

手すりや部分壁で転落防止対策を施す

▶施工事例:ゆるやかに視線が抜ける家

落下の不安に対しても「手すり・落下防止ネット」といった対策を施すことで、落下のリスクを軽減できます。

間取りを見て実際の生活を想像し、危険な場所の有無を想定することが大切です。

 

吹き抜けには後悔・デメリットを感じる場面があることは確かです。しかしこうした対策を施すことで、デメリットを軽減することもできます。

また、デメリット以上に感じられるメリットもあるので、確認してみましょう。

 

吹き抜けはメリットもデメリットも大きく感じられる、独特の性質を持つ間取りです。

デメリットを抑えてメリットを大きく感じるためには、吹き抜けについての豊富な設計・建築の実績が必要です。

「吹き抜けに対する造詣が深い設計者・施工者を探している」という方は、sumutoco(スムトコ)までご相談ください。

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※しつこい営業は行っておりませんので、お気軽にお問い合わせください。

 

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紹介した事例のほかにも、おしゃれな家の施工事例を紹介しています。中庭からの光が差し込む家や間接照明がおしゃれな家など、たくさんの事例の写真を掲載しているので、ぜひご覧ください。

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「吹き抜けにしてよかった…」と感じられる吹き抜けのメリット

「吹き抜けにしてよかった…」と感じられる吹き抜けのメリット

▶施工事例:好きな場所で過ごす3階建て

どんなときに「吹き抜けにしてよかった」と感じるのでしょうか。

主に次の4つの瞬間に吹き抜けのメリットを感じられます。

  • ・採光・通風に効果を発揮して快適な空間になる
  • ・室内が広く感じられ開放的な空間になる
  • ・吹き抜け独特のデザインでおしゃれになる
  • ・顔を合わせやすくコミュニケーションを取りやすい

 

特に、都内などコンパクトな敷地や周囲を建物に囲まれた、採光・通風を確保しづらい土地に建築する場合は、光を取り込み風の通る吹き抜けは満足を得やすい傾向にあります。

吹き抜けならではのデザインも満足感につながるので、吹き抜けの空間デザインに魅力を感じる方にもおすすめできます。

 

こうした魅力を感じられる「吹き抜け」。実際に建築されたおしゃれな吹き抜けの事例を見たい方は、こちらの記事がおすすめです。→
▶吹き抜けは6畳〜8畳が目安。事例、やめておけばよかったと後悔しない4つの重要ポイントを解説

 

吹き抜けのメリットを享受する「成功実例3選」

実際に吹き抜けのある住宅を建築すると、どんなデザインの住まいが完成するのでしょうか。

おしゃれで実用性の高い吹き抜けの住まいを紹介します。

3階まで一挙に吹き抜けたおしゃれな住まい

▶施工事例:アイアン素材と意匠を楽しむ家

「アイアン素材と意匠を楽しむ家」は、1階から3階まで、全体を吹き抜けにした注文住宅です。

リビングから上を見上げると非常に開放的な空間が広がります。

▶施工事例:アイアン素材と意匠を楽しむ家

吹き抜けに面して作られた階段や収納はアイアンと木で造作されていて非常におしゃれ。

各所に設けられた照明も相まって、優れたデザインの空間が完成しました。

中庭に面する吹き抜けで採光を図る住まい

▶施工事例:伸びやかな吹き抜けの家

「伸びやかな吹き抜けの家」は中庭に面したところが特徴的な吹き抜けです。

吹き抜けと中庭は非常に相性がよく、大きな開口をたくさん設けても視線を感じることがありません。

プライベート感を確保しながら、採光・通風を十分に取り込める、吹き抜けのよさを感じられる住まいです。

居心地のよいソファスペースを実現する吹き抜け

▶施工事例:屋上で憩うエレガントな邸宅

「屋上で憩うエレガントな邸宅」では、吹き抜けの下に大きなソファと書棚を設けています。

昼間は吹き抜け上部の窓から光を取り込み、夜間はおしゃれな照明でソファスペースを照らします。

風も通り抜けるこの空間は非常に心地よい場所で、吹き抜けが作り出す心地よさを体現した空間といえるでしょう。

 

吹き抜けを利用することで、こうしたおしゃれで豊かな空間が完成します。
特徴を理解して、満足度の高い吹き抜け空間を手に入れましょう。

 

吹き抜けの後悔・失敗に関する「Q&A」

吹き抜けの後悔・失敗に関する「Q&A」

▶施工事例:半屋外を自在に楽しむ家

記事の終わりに、吹き抜けの後悔や失敗と関連性が高く、聞かれることの多い質問に回答します。

吹き抜けを採用せず後悔する人はいますか?

「吹き抜けのデザインに憧れを抱きつつ、デメリットを回避するために諦めた人」は後悔を感じやすい可能性があります。

魅力とデメリット、どちらも感じているなら、特徴を把握してデメリットへの対策を考慮した上で、吹き抜けの採用・非採用を選択することをおすすめします。

リビング?玄関?どこに吹き抜けを作ればいいの?

リビング?玄関?どこに吹き抜けを作ればいいの?

▶施工事例:青の家

吹き抜けを作る場所は「好みによります」

帰宅後、広々とした玄関に迎えられたい場合は玄関に設けることもあります。

一般的には、生活する時間が長くなるLDKに設けられることが多い傾向にあります。

どの場所に吹き抜けを設けると満足度が高くなるか、実際の生活を想像してみましょう。

吹き抜け部分は固定資産税がかかりますか?

固定資産税がかかるのは、床面積に算定される箇所に限られます。

従って「吹き抜け部分は固定資産税の対象にはなりません」

参考リンク:東京都主税局 Q14家屋の評価はどのようにするのですか。

 

まとめ│吹き抜けに関する後悔・失敗は避けられる

まとめ│吹き抜けに関する後悔・失敗は避けられる

▶施工事例:ロフト基地のある家

吹き抜けを設けることで感じられる「後悔・デメリット」を紹介したうえで「対策」についても解説しました。

吹き抜けは採光・通風を確保でき、空間自体が非常におしゃれになる特徴を持ちます。

一方でデメリットを考慮せずに建築すると、後悔を抱えることもあるので「吹き抜けをたくさん建築して、ノウハウを持つ業者に依頼すること」をおすすめします。

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