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【中庭のある家3つの特徴解説】外観・内装おしゃれな8つの実例も紹介
注文住宅の建築を予定している人の中には「太陽光が差し込む明るい家がいい」「風が通る快適な暮らしがしたい」こう思う人もいるでしょう。
しかし、周囲が他の住宅に囲まれてしまうと、光や風が差し込む住まいの実現は難しくなります。特に都市部では、光・風の確保は困難です。
そこで対策として考えられるのは「中庭」です。中庭のある家は、光と風を取り込みやすく、快適な住環境が手に入ります。
本記事では、中庭のある家について特徴を解説したうえで、おしゃれな外観・内観の事例を6つ紹介します。
光や風が入る家を手に入れたい人、プライベートな外空間を手に入れたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
中庭のある家「3つの特徴」
はじめに、中庭のある家だけが持つ「3つの特徴」を解説します。把握することで、あなたの住まい方に中庭を設けるべきかを判断できるようになるでしょう。
外部に面する部屋が増えるので「採光・通風に優れる」
1つ目の特徴は「採光・通風に優れる」ことです。
中庭を設けることで、建物の中と外とが接する面積が増えることになり、窓を増やすことでたくさんの光を取り入れられるでしょう。また、窓が増えれば風の道も増やせるので、通風も確保できます。
特に隣家との距離が近くなりがちな都心部では、採光・通風の確保に効果的です。
外と接する面積が多くなることで、室内が寒く/暑くなりやすいという指摘を受けることもありますが、建物の断熱性能を向上させれば問題ありません。
道路と隔絶された「プライベートな庭が手に入る」
2つ目の特徴は「プライベートな庭が手に入る」ことです。
中庭は道路と隔絶された空間なので、道行く人目を気にせずにくつろげる点が大きなメリットです。広い庭を持てても、道路と接して車や通行人がある限り、心からくつろげないでしょう。
一方で中庭の場合は家族以外の視線を感じずに済むので、心置きなくゆっくりできます。道路と異なり車も通らないので、子どもやペットが自由に遊んでいても安心して見ていられる点も嬉しいところです。
中庭の設計によっては「湿気が溜まりやすい」
3つ目の特徴は、設計によっては「湿気が溜まりやすい」ことです。
中庭の四方向を全て建物で囲うと、中庭に面した窓を閉めると風が通らなくなってしまいます。光も当たらない場合は、湿気が溜まってコケが生える可能性があります。設計が上手でない場合は排水が不足して水没するケースも散見されます。
中庭を作るなら、設計・施工経験の豊富なハウスメーカー・工務店に依頼することをおすすめします。
「中庭のある家」おしゃれな外観の事例
ここからは、中庭のある家の外観の事例を紹介していきます。中庭のある家を外から見ると、どんな風に見えるのか、確認しましょう。
アプローチと一体化した実用的な中庭
はじめに紹介するのは、エントランス部分が四角にくり抜かれたシンプルな外観を持つ「半屋外を自在に楽しむ家」です。
半屋外を自在に楽しむ家が独特なのは、中庭としての機能を果たす部分が2箇所あることです。ひとつめは、玄関に至るまでのエントランス・アプローチです。
雨に濡れずに玄関に至る機能を持つのに加えて、写真左側に3連の大きなFIX窓を設けて、道路からの視線を遮りながら光を取り込んでいます。
キッチンを挟んで反対側にも中庭があり、広々としたキッチンは2つの中庭に挟まれた形で配置されています。昼間であれば、自然光だけでも十分なほどの明るさを得られるでしょう。
どちらの中庭も通行人の視線を感じずに済むので、プライベート感の高い落ち着いた暮らしを実現できます。
宙に浮いた二階リビングとセットになった中庭
「車庫のある邸宅」は、一般的な中庭と異なる仕上がりです。違いは中庭が二階リビングに接している点です。
都市部で利用されることの多い間取りである二階リビングは、外とのつながりが希薄になる点が弱点です。しかし、気軽に外に出られる、二階リビング+二階中庭は、気軽に外へアクセスできるメリットを有します。
広々としたリビングから見えるのは、プライベートな中庭だけで、完全に道路からの視線を気にせずにくつろげる空間になっています。高窓から取り込んだ光は、手前のキッチンまで深く照らしてくれて、明るさと清潔感を得られます。
込み入った都市部でも、気軽に青空を拝めるのは嬉しい点です。子どもが遊ぶには十分な広さで、外用の机や椅子を配置すれば、気軽に食事できる空間にもなるでしょう。
格子の先に広がる使い勝手の優れる中庭
比較的余裕のある敷地で中庭を採用したのは「暖炉と暮らす家」です。玄関横に見える格子の先に中庭が広がっていて、中庭を中心にして各部屋が配置されている「コの字型の家」になります。
中庭に向かってLDKが配されていて、さらに吹き抜けが設けられています。一階・二階の大きな開口部からは日差しが降り注ぎ、十分な風通しが見込めます。中庭の先を格子にすることで、窓・カーテンを全開にしても、視線が気にならない点に注目です。
吹き抜けに向かって煙突の伸びる薪ストーブも存在感を放っています。お手入れのとき外を利用することが多いので、薪ストーブの使い勝手向上にも、中庭は役立ちます。
中庭には水栓や物干し金物も設置されているので、ジャブジャブと外で洗いたいものが出たとき、洗濯物をリビングの近くで気軽に干したいとき、便利に利用できるでしょう。
光と風を取り込むことと同時に、より実用性を重視した中庭といえます。
「中庭のある家」おしゃれな内装の事例
続いて、中庭のある家を室内から眺めた写真とともに見ていきましょう。どんな暮らしが送りたいのか、具体的に想像してみることが大切です。
植物を愛でられるプライベートガーデン
家の各所で植物を視界に入れられる優しい家は「造形美の家」です。仲町の家は、中庭に植物を配置して、家の中を移動する際、どこからでも緑が視界に入ります。帰宅後、自室に上がるとき、朝起きて階下に下りるとき、美しいグリーンが目に入ると優しい気持ちになります。
夜間も植物の陰影が浮かび上がるようにライトアップされ、食事を楽しみながらお酒を飲みながら植物を鑑賞できます。都市部に住んでいると、寒暖差以外で季節を感じづらくなってしまいますが、身近にグリーンがあれば、季節感を感じながら生活できます。
浴室からも緑を眺められる中庭
「ゆらぐ炎を楽しむ家」も、中庭に植物を配置することで、いつでもグリーンを視界に収められる家です。新築したばかりの現在では、二階リビングでグリーンを見ることはできません。しかし5年、10年経過して、一定の高さになったとき、プライベート感のあるLDKで、緑を見ながらくつろげる日が来るでしょう。
本事例では、浴室の間口いっぱいに広がった固定窓から、中庭の植物が絵画のように切り取られる景色が印象的です。広めの浴槽で湯に浸かりながら、成長していく植物を見るのは一つの贅沢な楽しみといえるでしょう。
各階に光を届けてくれる中庭
「遊びゴコロあふれる3階建て」は、比較的コンパクトな土地に建築された注文住宅です。土地を最大限有効活用するためには、中庭よりも床面積を増やす方が得策に思われるかもしれません。しかし、室内を見れば、中庭を設けた理由が分かります。
中庭を設けることで、各階に光を届けることができ、都市部のコンパクトな土地でも自然光に頼った生活が送れます。逆に中庭がなければ、遊びゴコロあふれる3階建ては暗く、閉鎖的な家になっていたかもしれません。
スケルトン階段を利用して、光を奥に呼び込む工夫にも注目です。
まとめ│中庭のある家で豊かな暮らしを実現
中庭のある家の特徴を解説するとともに、外観・内装を紹介しました。
利便性を求めて都市部で建築する人の多くは「町中だから建物に囲まれて暗いのは仕方がない」「少しでも床面積を確保しよう」このように思うかもしれません。しかし中庭を設けることで、床面積を確保する以上に快適で開放感のある暮らしが実現できるかもしれません。
ただし、中庭を採用する場合は、排水や湿気対策など気にするべき点があります。こうしたノウハウを持つ、中庭のある家の施工経験が多いハウスメーカー・工務店への依頼がおすすめです。
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