家づくりコラム
練馬区は地震に強いのか│地盤の特徴から紹介、その他の災害危険性や具体的な対策も解説

「練馬区は地震に強い」という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
実際に練馬区は、東京23区内でも強固な地盤を持つエリアとして知られています。
本記事では練馬区の地盤の特徴やハザードマップ、災害に強い家づくりのポイントについて解説します。
東京を含む首都圏で災害に強い家づくりを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
▶関連コラム:『練馬区』で注文住宅、3つの事例紹介│工務店やハウスメーカーの選び方、家づくりのポイントも解説
Contents
「練馬区は地震に強い」最大の理由は武蔵野台地

不動産会社やハウスメーカーの担当者が「練馬区は地盤が強い」と言うことがありますが、その根拠はどこにあるのでしょうか。
実は、東京の地形の成り立ちが関係しています。
練馬区の地盤は「武蔵野台地」と「関東ローム層」が特徴
東京の地形は大きく山の手(台地)と下町(低地)に分けられます。
練馬区はこのうち、多くのエリアが武蔵野台地の上に位置しています。
武蔵野台地とは、数万年から数十万年前に形成された台地で、関東ローム層という赤土で覆われている点が特徴です。
関東ローム層は、富士山や箱根山の火山灰が降り積もり、長い年月をかけて固まった層です。
粒子が細かく結合力が強いことから、安定した地盤として知られています。
固く締まった関東ローム層に覆われた練馬区は、地震の揺れが増幅されにくく、地盤沈下や液状化のリスクが比較的低いエリアといえます。
過去のデータから見る、練馬区の地震被害
実際に過去の大地震において練馬区はどのような状況だったのでしょうか。
例として、近年首都圏にも被害を及ぼした東日本大震災のデータから確認しましょう。
東京23区のうち、9つの区が最大震度5強であったことに対して、練馬区の最大震度は5弱に留まっています。
また、具体的な被害に関しても練馬区では人的被害は起きておらず、建物被害についても全壊・半壊判定はゼロ、被害のあった住まいは全て一部破損に留まっています。
このように、武蔵野台地の上にある練馬区では、東日本大震災での被害は限定的でした。
ただし、これは地域全体の傾向で、個別の土地については詳細な調査が必要です。
sumutoco(スムトコ)では、土地探しの段階から専門的な視点で地盤リスクも含めたアドバイスも実施しています。
土地探しに際して地盤の強弱も気になる方は、お気軽にsumutoco(スムトコ)にご相談ください。
※しつこい営業は行っておりませんので、お気軽にお問い合わせください。
sumutoco(スムトコ)は首都圏(東京・埼玉・神奈川・千葉・茨城)のお客様の家づくりをお手伝いしています。
首都直下地震│練馬区の想定震度と被害予測

地盤が強いとはいえ、今後30年以内に70%の確率で発生するとされる首都直下地震に対しては十分な警戒が必要です。
では、具体的にどのような被害が想定されているのか、東京都が公表している予測に基づいて、練馬区への影響を確認しましょう。
練馬区の想定最大震度
東京都防災会議が公表している資料によると、都心南部直下地震が発生した場合に練馬区内で想定される震度は5弱~5強です。
- ・物につかまらないと歩くことが難しい
- ・棚にある食器類や本で落ちるものが多くなる
- ・固定していない家具で落ちるものが多くなる
- ・補強されていないブロック塀が崩れることがある
震度5強の発生では、こうした被害が生じる可能性があります。
練馬区は地盤が強いエリアですが「地盤がよいから家は壊れない」と過信せず、建物の耐震性を高めることが重要です。
▶関連コラム:地震で家が倒壊したら住宅ローンはどうなる?|後悔を防ぐ対策を経済、建物2つの側面から解説
ライフラインへの影響と練馬区の対策
大地震が起きたとき、電気や水道といったライフラインの寸断も想定されています。
- 電力:発災直後は広範囲で停電、比較的早期(数日〜1週間程度)での復旧を想定
- 上水道:配管の破損により、復旧まで数週間〜1ヶ月程度かかる可能性
- ガス:安全装置の作動や配管点検のため、復旧までに数週間〜1ヶ月程度かかる可能性
なお、練馬区ではこうしたライフラインの寸断に備えて、避難拠点への発電機やマンホールトイレの配備など対策を進めています。
避難所で過ごす場合と在宅避難する場合、どちらを選ぶ場合でもこうした対策の存在を確認することが重要です。
被災前に検討したい「避難所」と「在宅避難」
地震が起きたとき避難所に行くことは選択肢のひとつですが、自宅が無事であれば在宅避難を選択できます。
避難所は多くの人で混雑し、プライバシーの確保や感染症のリスクなど留意が必要です。
特に小さなお子様がいらっしゃるご家庭やペットを飼育しているご家庭にとって、避難所生活は大きなストレスとなります。
在宅避難ができれば、住み慣れた自宅で避難生活を続けられますので、ストレスを軽減しながら避難生活を続けられます。
ハザードマップで確認、その他の災害リスク

ご紹介したように練馬区は地震に強い傾向がありますが、局所的にはリスクは存在します。
土地選びで災害のリスクを減らすために、練馬区が公表しているハザードマップについて確認しましょう。
練馬区の水害ハザードマップ
練馬区は東京都の予測に基づいて、区内の河川(石神井川、白子川、江古田川)によって洪水が発生した場合や、内水氾濫が発生した場合の被災区域を取りまとめています。
内水氾濫も含めると、練馬区内の多くの地点で水害への備えが必要です。
練馬区のその他の災害ハザードマップ
練馬区内では土砂災害の発生について、危険性が指摘されている区域もあります。
- ・桜台6丁目区域
- ・大泉町1丁目、土支田4丁目区域
- ・南田中3、5丁目区域
- ・旭町2、3丁目区域
- ・大泉町1、3丁目区域
- ・関町北3丁目区域
- ・上石神井3丁目区域
地震や水害が発生する可能性のあるエリアよりも指定される地域は少ないものの、命を失うリスクに直結しますので、確認は必要です。
確認したい「建物倒壊危険度・火災危険度」
練馬区のほか、東京都では地震による「地域の危険度」を測定する調査を実施しています。
火災による延焼が発生する可能性や、災害時の避難経路の有無といった多角的な観点から危険度を測定していますので、土地探しや家づくりの際は参考にしてみましょう。
練馬区で家を建てる│地震に強い家にするためのポイント

練馬区の地盤のよさを生かして、災害時にもご家族やご自身の命を守れる家にしたいものです。
では、具体的にどのような対策が必要なのでしょうか、ポイントを5つご紹介します。
ハザードマップで検討中の土地の被災危険性を確認
はじめに確認したい点は土地選びです。
地震に強い練馬区であっても、ピンポイントで被災の危険性を確認する必要はあります。
候補地についてご紹介したハザードマップでの確認は当然のこととして、過去の土地利用履歴の調査もおすすめです。
土地が抱える災害の危険性を確認することが、具体的な対策への足がかりとなります。
耐震、制震対策で地震に強い仕様にする
建物の耐震性を確認する目的で、最も代表的な指標は耐震等級です。
- ・耐震等級1:建築基準法を満たす最低限の耐震性
- ・耐震等級2:耐震等級1の1.25倍の耐震性
- ・耐震等級3:耐震等級1の1.5倍の耐震性
地震に対する不安を解消したいなら、最高等級である「耐震等級3」の取得がおすすめです。
加えて、揺れを軽減する「制震技術」の導入も検討しましょう。
収納力の確保で7日分の備蓄を備える

首都直下地震のような大規模な災害の発生時に備えて、食料や日用品の備蓄が必要となります。
日用品も含めるとかなりの量になりますので、収納するためには設計段階での工夫が欠かせません。
ロフトやパントリー、玄関付近の防災用のクローゼットなど、注文住宅であれば、こうした防災上の収納計画も自由に検討可能です。
▶関連コラム:【ロフト(屋根裏部屋)のある家】5つのメリット・デメリット│注文住宅13の施工事例で解説
太陽光発電システム、蓄電池でライフライン停止に備える
首都直下地震で停電が発生した場合でも、太陽光発電システムと蓄電池があれば、照明や冷蔵庫、エアコンの利用やスマートフォンの充電も可能です。
また、V2Hシステムを導入し、電気自動車を蓄電池として利用することも有効な選択肢です。
耐火性の高い仕様にして延焼被害に備える
練馬区の一部に見られる住宅密集地では、隣家からの延焼被害が生じる可能性もあります。
屋根や外壁材、窓といった箇所に対して、防火性の高い建材を利用しましょう。
仕様によっては火災保険料の割引といった、経済的なメリットを受けられることもあります。
まとめ│練馬区の地震に強い家はsumutocoへ

練馬区の地盤の特徴から、ハザードマップの確認ポイント、地震に強い家作りの具体策といった点まで解説しました。
練馬区は地盤の強い武蔵野大地の上にあり、基本的には地震に強いエリアです。
一方で、谷底低地など、局所的には地震の増幅リスクや水害、火災の延焼といったリスクがありますので注意が必要です。
これから家作りをするなら、首都直下地震に備えて耐震等級3といった地震に強い家、また在宅避難ができる設備の検討をおすすめします。
sumutoco(スムトコ)は練馬区周辺の地盤や地質に精通していて、土地探しの段階からプロのアドバイスが可能です。
また、高いデザイン性と耐震性を両立させた家作りで、お客様の理想と安全を守ります。
練馬区周辺で地震に強い家、災害に強い家をお探しの方は、sumutoco(スムトコ)までお気軽にご相談ください。
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