sumutoco
の手掛けた家
シンボルツリーを囲む家
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玄関から中へ入ると、天井スリットから漏れる間接照明と中庭の景色が訪れる人を出迎える。静けさと共に心地よい緊張感が漂う。
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床上から立ち上がる大きな窓が屋外との一体感を生み出す。単に樹木を植えるだけでなく飛び石や砂利を使って完成度の高い坪庭を表現した。
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反対方向から中庭を見る。フローリングとレベルを揃えたウッドデッキがウチとソトをつなぐ。
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スポットライトで下から植栽を照らせば夜もその美しさを堪能できる。壁に映り込む影も楽しんで。
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落ち着いた印象のフローリングはオーク材に燻製高熱処理を加えて味わい深い色合いに仕上げたもの。階段も塗装色を合わせて統一感を出した。
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モダンデザインのスケルトン階段は無駄を削ぎ落としたシンプルさが魅力。3階へと続く階段まで視線が抜け、高さ方向の広がりを感じられる。
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2階フロアの大部分を占める広々としたLDK。開放感抜群の吹き抜けがダイナミック。
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幾何学模様のアイアン手すりがアートのように吹き抜けを彩る。独創的な照明器具はオランダのインテリアブランド「モーイ」の「フロックオブライト」。
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一つひとつの素材やアイテムを慎重に選び、全体的にラスティックな雰囲気を実現した。
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キッチンハウスの新ブランド「グラフテクト」のアイランドキッチン。面材にはコンクリートをエイジングしたような「ベトングレー」をセレクト。
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3面開口で明るく心地よいキッチン。左側の窓は中庭に、リビングの先に見える窓はバルコニーに面しているためカーテンを付けなくてもプライバシーが守られる。
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ガスコンロや海外メーカーBOSCHの食洗機などライフスタイルに合った設備を組み込み、自分仕様にカスタマイズ。
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ダイニングテーブルもキッチンと同メーカーで製作することで統一感のあるインテリアに。カラーはノッティブラウンをセレクト。
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W2100mmという大型サイズのテーブルが重厚感あふれるキッチンに好相性。
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キッチン背面の壁にはホワイトのアクセントタイルを施工。デザイン性もさることながら熱や汚れに強いタイルは実用性も高い材料だ。
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タイルの種類は名古屋モザイクのセリエビアンカⅡ。異なる模様を組み合わせたデザイン貼りで豊かな表情に。
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テーブル上に光溜まりを作るペンダント照明で印象的なダイニングシーンを演出。全体の明るさはシンプルなダウンライトで補う。
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タテ・ヨコ・ナナメの直線的なラインがモダンな雰囲気。
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3階には書庫を設けた。壁面の造作本棚には蔵書がたっぷり収納できる。開放的な雰囲気の中、くつろぎながら読書を満喫。
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書庫からつながるフリースペースは一部を小上がりとし、セキスイ畳を敷いた。アースカラーの色ミックスが美しい「オータムリーブス」をセレクト。
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フリースペースの奥にはさらに区切れる洋室が。可変性のある間取りは趣味スペースやゲストの宿泊などフレキシブルに活躍する。
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壁面に本棚を造作して使い勝手を高めた。置き家具とは異なり壁に固定されているので地震の際も安心。
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主寝室にも小上がりと畳スペースを造作。フローリング部分には中庭を眺められる向きでソファを設置する計画だ。
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鏡周りのアクセントに平田タイルの「スーイ」を採用した。水を含んだようなテクスチャとユニークな形のタイルでオリジナリティあふれるインテリアに。
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シンプルで上質な洗面化粧台。カウンターと立ち上がりには高級人造石のフィオレストーンをあしらった。
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バスルームはTOTOのサザナ。床と壁はグレイッシュトーンで色味を統一。
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LDKから間仕切り無しでつながるピアノコーナー。楽譜などの収納に便利な棚を造作した。この面にピアノを設置する予定だ。
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食材のストックに便利なパントリーをキッチン横に設計。オープン棚をL型に設けて隅々までスペースを活用する。
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間接照明が落ち着きをもたらすトイレ空間。背面の壁には平田タイルの「ココン」をアクセントに。
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ホールの一角にはユーティリティ的なコーナーを設け、ルンバ基地とミニ冷蔵庫置き場を造作。設計自由度の高さが個々のライフスタイルにフィットする。