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『洋風・和風でおしゃれな坪庭』メリット・デメリットなど特徴解説│設計のコツなど実例付きで紹介
「洋風でおしゃれな坪庭のある家を建てたい」
「和風で落ち着く坪庭のある家がいい」
このように、注文住宅を建てる際にコンパクトな坪庭を検討する方は多いもの。
そこで本記事では、洋風・和風の坪庭がある家のメリット・デメリットといった特徴について解説します。
そもそも坪庭とはどういった庭を指すのか、またおしゃれな坪庭を実現するためのコツについても首都圏の実例とともに解説しますので、庭のある住まいが気になる方はぜひ参考にしてください。
Contents
坪庭とは?
はじめに、そもそも坪庭とはどういった庭を指すのか紹介します。
また、似た言葉である「中庭」との違いについても解説します。
坪庭の定義
坪庭とは、周囲を建物や塀、垣根などで囲われた比較的コンパクトな庭を指します。
横幅が小さく奥行きが長い京町家において、通風・採光を取り込むために利用される小規模な庭が代表的な事例です。
京町家のような和風建築に利用される例が多いものの、近年では洋風建築においても広く取り入れられ、和風・洋風・和モダン・シンプルモダンなど多用なデザインの建物、庭で利用されています。
坪庭と中庭の違い
坪庭と似た言葉に、「中庭」があります。
中庭は、「コの字」「ロの字」などの形状の建物に囲まれた空間を指すことが多く、一方で坪庭は建物の隅を示すケースが多いといえます。
また、坪庭は1~3坪ほどのコンパクトな空間である一方、中庭はより広い範囲の庭を示すことも違いです。
ただし、どちらも美観や採光・通風を主な目的としていて、坪庭と中庭には大きな違いはないともいえます。
▶関連コラム:中庭のある家|コの字・ロの字・L字の間取り、中庭のメリット・デメリット(防犯・快適性など)も解説
一戸建てに坪庭がある7つのメリット
比較的コンパクトな庭を敷地の一部に設ける坪庭。
設置を検討するならメリット・デメリットといった特徴を把握しましょう。
はじめに、一戸建てに坪庭を設ける、次の7つのメリットを紹介します。
- ・空間に奥行きが感じられる
- ・採光、通風に効果的
- ・自然を感じる空間構成になる
- ・アウトドアリビングとして活用できる
- ・プライバシーを保ちつつ外を取り込める
- ・規模の大きな庭より手間がかからない
- ・建ぺい率に含まれず敷地を有効活用できる
空間に奥行きが感じられる
1つ目のメリットは、空間に奥行きが感じられることです。
写真の事例のように、坪庭のある家では大きな開口を設けても外部からの視線にさらされることがありません。
カーテンを閉めることなく暮らすことができ、敷地がコンパクトであっても坪庭の向こう側に向かって奥行きのある空間構成を実現可能です。
▶関連コラム:【外から見えない家・カーテンがいらない家】メリット・デメリットや隣の家から見えなくする方法・施工事例を紹介
採光、通風に効果的
2つ目のメリットは、採光・通風に効果的であることです。
北側に向けているケースなど、玄関やキッチンが暗くなりがちな場合があります。
しかし写真のように、坪庭に面して部屋を配置することで自然光を取り入れることができ、採光や通風に効果的な空間を作ることができます。
自然を感じる空間構成になる
3つ目のメリットは、自然を感じられる空間になることです。
都内でコンパクトな敷地に家を建てる場合など、大々的に庭を設けることが難しい場合があります。
しかし坪庭を作ることで日常に緑を取り入れることができ、また落葉樹を選定することなどで、四季を感じることが可能となります。
アウトドアリビングとして活用できる
4つ目のメリットは、坪庭をアウトドアリビングとして活用可能であることです。
坪庭は建物や塀などに囲まれた空間ですので、プライバシー性の高い空間になります。
家族だけが利用するプライベートな空間になりますので、昼夜を問わず気軽に外の空間を利用可能です。
アウトドア用品や車、スポーツ用品など、外でメンテナンスできる空間を確保できる点もメリットです。
プライバシーを保ちつつ外を取り込める
5つ目のメリットは、プライバシーを確保しつつ外部空間を取り込めることです。
道路や隣家などと隔絶された空間である坪庭は、プライバシー性が高く、周囲の視線や音を遮断できます。
写真の事例のようにリビングと隣接して坪庭を設けることで、外に向かって広がりを感じられる間取りになります。
▶関連コラム:【窓のない家】8つのメリット5つのデメリット│事例や気をつけたいポイントも紹介
規模の大きな庭より手間がかからない
6つ目のメリットは、規模の大きな庭より手間がかからないことです。
庭を作る場合、植物が成長すれば剪定が必要で、夏季には複数回の水やりも必要です。
坪庭であれば、お手入れをする面積が小さいことから、手入れの回数など負担を減らすことができます。
建ぺい率に含まれず敷地を有効活用できる
7つ目のメリットは、建ぺい率に含まれずに敷地を有効活用できることです。
建ぺい率とは、敷地面積に対して建築面積が占める割合を示します。
大きな屋根やひさしを設けなければ中庭は建築面積に含まれないことから、法的な制約を受けることなく敷地内に開放的で使い勝手のよい空間を確保できます。
坪庭を設けることで、紹介した様々なメリットのある住まいを建てられます。
首都圏など土地の単価が高い地域では大きな庭を確保することは困難ですが、坪庭であれば土地や予算の面から検討が可能となります。
通風、採光、デザインなど様々な利点がありますので、注文住宅を建てる際は坪庭を検討することがおすすめです。
坪庭のよさを感じるため、施工事例を確認することや見学会に参加することも検討してみましょう。
※しつこい営業は行っておりませんので、お気軽にお問い合わせください。
sumutoco(スムトコ)は首都圏(東京・埼玉・神奈川・千葉・茨城)のお客様の家づくりをお手伝いしています。
紹介した事例のほかにも、おしゃれな家の施工事例を紹介しています。中庭からの光が差し込む家や間接照明がおしゃれな家など、たくさんの事例の写真を掲載しているので、ぜひご覧ください。
坪庭を設けるデメリットと対策
このようなメリットがある一方で、坪庭のある住まいにはデメリットもあります。
対策も含めて解説しますので、坪庭の特徴を把握しましょう。
坪庭の分、床面積がコンパクトになる
1つ目は、坪庭がある分だけ建物の床面積がコンパクトになることです。
土地の面積いっぱいに家を建てたい場合、坪庭の分だけ床面積として利用できるスペースが小さくなる可能性があります。
対策としては、3階建てにする、床下収納やロフトを利用するなど、土地や空間を有効活用できる工夫が効果的です。
▶関連コラム:おしゃれな狭小住宅の間取りアイデア20選│2階建て・3階建て別に解説
建築費用が高くなる
2つ目は、建築費用が高くなることです。
坪庭を設置する場合、排水設備の確保や植栽、坪庭に面した大型の窓など、建築費用が高くなる要素があります。
坪庭を採用しつつ建築費用を抑えたい場合は、面積を狭めて土地の取得費用を節約することや、シンプルデザインにして建築費用を抑えることなどが考えられます。
断熱性が低下する
3つ目は、断熱性が低下することです。
坪庭を囲むように建物を配置する場合、建物の表面積が大きくなること、ガラス面が増えることなどから外気の影響を受けやすくなります。
複層ガラスなど断熱性の高い仕様、またウレタン発泡断熱材のように気密性の高い断熱材を利用するなど、断熱・気密性を高める工夫が効果的です。
植栽のメンテナンスが必要
4つ目は、植栽のメンテナンスが必要であることです。
坪庭は一般的な庭と比較してコンパクトで、手入れの手間を抑えられる点がメリットですが、それでも落葉の掃除など最低限のお手入れは必要です。
お手入れが気になる場合は、タイルデッキにシンボルツリー1本の坪庭など、手間を最小限に抑えられ、採光、通風などの効果を感じられる仕様にしましょう。
▶関連コラム:【タイルデッキ】後悔する7つの瞬間とは│施工事例やメリットデメリット、デッキの選び方も紹介
坪庭をおしゃれにする「4つのコツ」
記事の終わりに坪庭をおしゃれにするためのコツについて紹介します。
シンプルモダンな坪庭にする
おしゃれな坪庭にするためには、和風にも洋風にも感じられるシンプルモダンな中庭がおすすめです。
写真の事例のように、植栽を利用しながら犬走りなど直線的な要素も取り入れることで、自然を感じながら都会的なデザインも実現できます。
▶関連コラム:シンプルモダンな外観の家「白・黒・グレー」の施工例を紹介│人気の理由や特徴、注意点も解説
「手入れ不要」を意識した仕様に
坪庭を設けても、お手入れが行き届かなければおしゃれさは失われてしまいます。
このため坪庭を設ける場合は、お手入れを最小限に抑えられる仕様がおすすめです。
写真の事例のように、面積の大きな部分には刈り取りなどの手間がかからない、人工芝を利用することも検討しましょう。
手作りでこだわった中庭にする
ある程度手入れに時間をかけられる場合は、手を加える楽しさを感じる坪庭もおすすめです。
植栽を豊富に植えた坪庭は木々や苔などの成長を楽しむこともできますので、趣味のひとつと捉えて植栽や土の部分を多めにすることを検討しましょう。
照明を取り付けて夜間も楽しむ
坪庭には照明を取り付けることもおすすめです。
コンパクトでも植栽があることで癒やしを感じられるスペースを作れますが、ライトアップによって陰影を作り、おしゃれさを演出することもできます。
▶関連コラム:新築『照明計画』の手順と10のポイント解説│リビング・吹き抜け・間接照明など注文住宅の施工事例も紹介
まとめ│洋風・和風坪庭のある家はsumutocoで
洋風・和風でおしゃれな坪庭のある家の特徴や作り方について、首都圏の事例とともに解説しました。
坪庭は壁や建物に囲まれた、比較的コンパクトな庭を指しています。
坪庭があることで、建物に採光・通風を取り入れられることに加え、室内空間に広がりが感じられる点や、四季を感じられる点など、複数のメリットがあります。
土地面積が限られがちな都市部では、特に住環境を整えるために効果的な間取りになりますので、首都圏での注文住宅を検討中の方は、洋風・和風問わず坪庭の利用を検討しましょう。
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