2024.11.20
家作りの考え方

陸屋根とは?5つのメリット3つのデメリットを解説│後悔への対策、陸屋根の住まいの実例も紹介

陸屋根とは?5つのメリット3つのデメリットを解説│後悔への対策、陸屋根の住まいの実例も紹介

「陸屋根とは、どういった種類の屋根で、どんな特徴がありますか?」
このような質問を頂くことがあります。

本記事では、陸屋根の住まいについて、定義やメリット、デメリットなどの特徴を実例とともに解説します。

注文住宅の屋根の形について悩んでいる方は、本記事をぜひ参考にしてください。

陸屋根とは?

陸屋根とは、勾配がほとんど水平に近い仕様の屋根を指します。

開放的な眺望が素敵な陸屋根の家

▶施工事例:屋上を楽しむ3階建て

事例のように、屋根が水平になっていることから、屋上として活用できる点が大きな特徴です。

また、シンプルな外観デザインになる点も特徴に挙げられます。

▶関連コラム:シンプルモダンな外観の家「白・黒・グレー」の施工例を紹介│人気の理由や特徴、注意点も解説

陸屋根5つのメリット

屋根の形状に陸屋根を選択する場合、次の5つのメリットがある家になります。

  • ・室内に大きな空間を実現しやすい
  • ・現代的でおしゃれな外観になる
  • ・屋上を活用して外部空間が手に入る
  • ・屋根部分の掃除、メンテナンスがしやすい
  • ・太陽光発電装置を設置しやすい

 

室内に大きな空間を実現しやすい

1つ目は、室内に大きな空間を確保しやすいことです。

日本で一般的に利用される切妻屋根の場合、室内空間の広がりは屋根の形状の範囲に限られます。

一方で陸屋根の場合は、箱型に合わせて室内の空間が広がりますので吹き抜け空間を作るなど開放的な間取りを作りやすい点が特徴的です。

開放感あふれる、陸屋根、吹き抜けの注文住宅

▶施工事例:中庭を内包するカーテン要らずの家

こちらの事例のように、3階建ての家で2、3階にかけて広い空間の間取りを作れますので、コンパクトな敷地で家を建てる場合でも開放的な間取りを実現できます。

▶関連コラム:吹き抜けは6畳〜8畳が目安。事例、やめておけばよかったと後悔しない4つの重要ポイントを解説

現代的でおしゃれな外観になる

2つ目は、現代的でおしゃれな外観の住まいになることです。

陸屋根を採用した住まいの外観は四角に近いものとなります。
キューブ型の家は都市部での住宅建築にぴったりで、現代的な雰囲気のおしゃれなデザインを実現可能です。

陸屋根の住まいならではのおしゃれなキューブ型の賃貸住宅

▶施工事例:シンメトリーな外観のメゾネット賃貸

こちらの賃貸住宅の事例は陸屋根で四角い外観にして、中庭に向かって開口を設けることで接道に窓が見えないように配慮しています。

独特のシンプルモダンな外観が魅力的な住まいになりました。

▶関連コラム:【外観のセンスのいい家】13のポイントを解説│首都圏の施工事例も紹介

屋上を活用して外部空間が手に入る

3つ目は、屋上を利用した住まいを作れることです。

陸屋根にした場合は屋根勾配が緩くなることから、陸屋根の上に物を置いたり人が立って作業したりすることが可能となります。

このため、特に首都圏など土地の単価が高いことから狭小地で家を建てるケースで、貴重な外部空間ができることは大きなメリットです。

実用から趣味まで多目的に活用できるルーフバルコニー

▶施工事例:大きな本棚のある3階建

屋上は洗濯物や布団を干すといった実用的な目的のほか、庭園を設けたりシャワーやバスタブを設けることでリゾート気分でリラックスする場所としても活用可能です。

ガーデニングなど趣味の時間を楽しむことも可能ですので、陸屋根にするなら屋上の利用も同時に検討してみましょう。

▶関連コラム:自宅の屋上におしゃれなテラス!メリット・デメリットは?後悔する?実例・対策も紹介

屋根部分の掃除、メンテナンスがしやすい

4つ目は、屋根部分の掃除やメンテナンスをしやすいことです。

通常、切妻屋根や片流れ屋根の場合、台風の後など屋根の損傷が気になる際、業者に依頼したり足場を組む必要があります。

メンテナンスも容易な陸屋根上の屋上空間

▶施工事例:外に閉じ、内に開く家

一方で陸屋根の場合は、階段や手すりを設置していれば気軽に屋根に登ることができ、掃除などのメンテナンスを施せます。

適切にメンテナンスできることから、屋根の状態を維持することにも効果を発揮します。

太陽光発電装置を設置しやすい

5つ目は、太陽光発電設備を設置しやすいことです。

通常の屋根は屋根の勾配に合わせて太陽光パネルを設置しますが、陸屋根の場合は架台(太陽光パネルを設置するための基礎となる台)を設置し、自由に角度を変更して太陽光発電装置を設置できます。

陸屋根にするメリット:太陽光発電装置を設置しやすい

東京都では2025年4月から太陽光発電システムの設置が義務化(大手住宅供給事業者が対象)されますので、設置できる面積が広くなり発電効率が高い陸屋根を選択することがおすすめです。

参考:東京都 太陽光発電設置義務化に関する新たな制度が始まります

陸屋根のある家を建てた場合、こうしたメリットがあります。

スタイリッシュな外観の家、開放的な空間構成の家ができますので、紹介している事例のような住まいがお好みの方は、弊社sumutoco(スムトコ)まで、お気軽にご相談ください。

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※しつこい営業は行っておりませんので、お気軽にお問い合わせください。

 

sumutoco(スムトコ)は首都圏(東京・埼玉・神奈川・千葉・茨城)のお客様の家づくりをお手伝いしています。

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紹介した事例のほかにも、おしゃれな家の施工事例を紹介しています。中庭からの光が差し込む家や間接照明がおしゃれな家など、たくさんの事例の写真を掲載しているので、ぜひご覧ください。

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陸屋根のデメリット・後悔

複数のメリットがある陸屋根ですが、デメリットや後悔を感じる瞬間もありますので、家を建てたあとの後悔につながらないよう紹介します。

  • ・雨漏りを避ける対策が必要
  • ・最上階の断熱性への配慮が必要
  • ・斜線制限の影響を受けやすい

 

陸屋根は、雨漏りの可能性および断熱性への配慮がデメリットに挙げられます。

陸屋根は勾配が緩いことから雨水を排出する能力が低めで、特殊な防水塗装を施す必要があります。
また、断熱性についても、通常は小屋裏(切妻屋根の頂点部分など)が断熱層となるところ、屋上の熱が室内に伝わりやすくなりますので、十分な断熱対策が必要です。

斜線制限は、隣地などの生活環境を守るために適用される制限です。
建築物の高さや形状が制限されることがありますので、都市部での建築経験が豊富な業者に依頼することが重要です。

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陸屋根のデメリット・後悔への対策

紹介した陸屋根のデメリットや後悔は、対策を取れば避けられますので紹介します。

施工実績が豊富な会社に依頼する

車庫のある地階+3階建ての陸屋根の家

▶施工事例:無機質な素材が引き立つ3階建

最も重要な対策は、施工実績が豊富な工務店、ハウスメーカーに依頼することです。

日常的に陸屋根を設計・施工している会社であればノウハウが蓄積されていますので、雨漏りや最上階の暑さといったデメリットへの対策について十分な検討が加えられています。

斜線制限など各種制限についても、都市部での建築実績が豊富な会社であれば、制限に応じた魅力的な設計を期待できます。

 

不安な点があれば、弊社sumutoco(スムトコ)まで、お気軽にご相談ください。

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見学会で実際に家を見ながら、家づくりの展望や不安などをお話することもできます。

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掃除と定期的なメンテナンスを施す

都内でも屋外空間を楽しめる屋上。スロップシンクで靴などの洗い物も便利に

▶施工事例:光を届ける3層吹き抜けの家

陸屋根にする場合、特に周囲に樹木がある場合や屋上として利用する場合は、掃除や定期的なメンテナンスは欠かせません。

排水口に落葉が溜まったりホコリなどが堆積した場合、長期間掃除を怠ると排水不良が起こり防水塗装の劣化や雨漏りにつながります。

また、防水塗装の種類や劣化の状態によっても異なりますが、5~15年間隔で再塗装など適切なメンテナンスを施すことも重要です。

まとめ│陸屋根の特徴を活かした住まいを建てよう

陸屋根のスタイリッシュさが出た伸びやかな外観を持つ3階建て

▶施工事例:空と緑を感じる3階建

陸屋根のある家は、どういった外観やメリット、デメリットの住まいになるのか特徴を解説しました。

屋根がほとんど平らになる陸屋根は次のようなメリットを備えています。

  • ・現代的でスタイリッシュな外観を実現しやすい
  • ・大きな室内空間を確保できる
  • ・屋上として活用できる

 

雨漏りや断熱性が不安視されることもありますが、経験豊富な業者に依頼することで適切な対策を取ることは可能です。

首都圏でキューブ型の家や吹き抜けのある大空間の家など、陸屋根ならではの特徴を持つ家を建てたいと考えている方は、sumutoco(スムトコ)まで、お気軽にご相談ください。

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【神奈川県:施工エリア】
神奈川県
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■ SUMUTOCO 編集部
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