2024.11.05
家作りの考え方

『高窓』とは?7つのメリット・3つのデメリットと対策も解説│首都圏の注文住宅の実例も紹介

『高窓』とは?7つのメリット・3つのデメリットと対策も解説│首都圏の注文住宅の実例も紹介

一般的な腰高窓と比較して高い位置に配置される高窓。

おしゃれな住まいに設置されるケースの多い高窓はどのような特徴があるのか、メリット・デメリットやその対策について、本記事では紹介します。

首都圏エリアの注文住宅で採用された高窓の事例も解説の中で紹介しますので、高窓のある家の事例を見たい方もぜひ参考にしてください。

▶上写真の事例:インナーガレージとコリドーの家

高窓とは?

腰高窓と高窓が同じ空間にある注文住宅の内装

▶施工事例:家族の気配を紡ぐ3階建の家

高窓とは、一般的な高さの窓より高い位置に設置される窓を指します。

通常の腰高窓は私たちの手で開閉できる高さに設置されますが、高窓は天井付近や吹き抜けの2階部分など、手の届かないほどの高さに設置されます。

採光規定の見直しについて

▶引用:国土交通省 住宅の採光規定の見直し

なお、建築基準法では部屋に配置する窓の大きさについて床面積の1/7以上と定められていましたが、令和4年の改正によって1/10以上と緩和されました。

従来より窓を小さくすることが可能になり、より柔軟に窓の配置計画を定められるようになっています。

▶関連コラム:【窓が少ない家】後悔を感じる5つの瞬間│8つの対策・メリットも紹介

「高窓」を注文住宅に取り入れる7つのメリット

注文住宅を建てる際に高窓を取り入れることで、次の7つのメリットがあります。
それぞれ事例を交えて内容を紹介します。

  • ・自然光を十分に取り込むことができる
  • ・通風の面でもメリットを感じられる
  • ・プライバシーを守りつつ開放感を演出できる
  • ・侵入経路が少なくなり防犯性が高くなる
  • ・家具を置くなど壁面を利用しやすくなる
  • ・窓配置のデザイン性が高くなる
  • ・外の景色を室内に取り込める

 

自然光を十分に取り込むことができる

「高窓」を注文住宅に取り入れるメリット:自然光を十分に取り込むことができる

▶施工事例:非日常感が漂う邸宅

1つ目のメリットは、自然光を十分に取り込めるようになることです。

腰高窓と比較して高窓から取り込んだ光は部屋の北側まで届きますので、一般的に暗くなりがちなキッチンなどへも十分な採光を見込めます。

上下に高窓と腰高窓を設ければ、事例のようにさらに多くの自然光を取り込めるでしょう。

通風の面でもメリットを感じられる

「高窓」を注文住宅に取り入れるメリット:通風の面でもメリットを感じられる

▶施工事例:シンプルで上質な3階建

2つ目のメリットは、通風性能を高められることです。

空気には温かいと上昇する性質があり、高窓を開放することで夏場の熱い空気を効率的に排出できます。

夏場以外でも高窓の利用で上下方向の空気の流れが生まれますので、風が通る快適な住環境の住まいになります。

プライバシーを守りつつ開放感を演出できる

「高窓」を注文住宅に取り入れるメリット:プライバシーを守りつつ開放感を演出できる

▶施工事例:カラースキームを楽しむ3階建

3つ目のメリットは、プライバシーを守りながら開放感を得られることです。

掃き出し窓や腰高窓の場合、前面道路に面していると視線を感じるためカーテンを閉めっぱなしになりがちです。

一方で高窓の場合は人や車の視線より高い位置に窓がありますので、常に開放していても周囲からの視線が気になりません。

▶関連コラム:【外から見えない家・カーテンがいらない家】メリット・デメリットや隣の家から見えなくする方法・施工事例を紹介

外の景色を室内に取り込める

「高窓」を注文住宅に取り入れるメリット:外の景色を室内に取り込める

▶施工事例:四季折々の風景と暮らす家

4つ目のメリットは、高窓によって外の景色を取り込める点です。

借景として取り込みたい景色があっても、視線が気になり実現できないケースがあります。

高窓であれば、空や木々の緑を視線を気にせずに借景として取り込めます。

侵入経路が少なくなり防犯性が高くなる

「高窓」を注文住宅に取り入れるメリット:侵入経路が少なくなり防犯性が高くなる

▶施工事例:賃貸併用のナチュラルな家

5つ目のメリットは、防犯性が高くなることです。

掃き出し窓や腰高窓は空き巣などの侵入経路となる可能性がありますが、高窓の場合は侵入される心配は不要です。
積極的に高窓を利用することで、防犯性を高めることにもつながります。

家具を置くなど壁面を利用しやすくなる

「高窓」を注文住宅に取り入れるメリット:家具を置くなど壁面を利用しやすくなる

▶施工事例:大きな本棚のある3階建

6つ目のメリットは、壁面を利用しやすくなることです。

通常、掃き出し窓や腰高窓がある場合、家具選びは窓への干渉を防ぐよう配慮が必要です。

しかし高窓の場合は家具に干渉することがないことから、好みの家具を自由に使える特徴があります。

▶関連コラム:『造作家具』とは?6つのメリット・4つのデメリットを紹介│9つの実例とともに

窓配置のデザイン性が高くなる

「高窓」を注文住宅に取り入れるメリット:窓配置のデザイン性が高くなる

▶施工事例:ダイナミックな窓の家

7つ目のメリットは、窓配置の工夫で外観が整うことです。

注文住宅の外観を整える方法は複数ありますが、そのうちの一つは窓の高さや大きさを揃えることです。

掃き出し窓や腰高窓では、窓の位置などを揃えることが間取りの関係上難しいことがありますが、高窓なら室内の窓配置の影響を受けず、デザイン性の高い外観を実現できます。

▶関連コラム:【外観のセンスのいい家】13のポイントを解説│首都圏の施工事例も紹介

高窓のある家を選択することで、紹介したメリットのある暮らしを送ることができます。

ただし、高窓を設計に取り入れるデメリットも把握した業者でなければ後悔につながる恐れもありますので、高窓のある家の施工実績が豊富な業者に依頼することをおすすめします。

都内で高窓の施工実績が豊富な工務店やハウスメーカーを探している方は、弊社sumutoco(スムトコ)まで、お気軽にご相談ください。

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※しつこい営業は行っておりませんので、お気軽にお問い合わせください。

 

sumutoco(スムトコ)は首都圏(東京・埼玉・神奈川・千葉・茨城)のお客様の家づくりをお手伝いしています。

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紹介した事例のほかにも、おしゃれな家の施工事例を紹介しています。中庭からの光が差し込む家や間接照明がおしゃれな家など、たくさんの事例の写真を掲載しているので、ぜひご覧ください。

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「高窓」を注文住宅に取り入れる3つのデメリット

「高窓」を注文住宅に取り入れる3つのデメリット

このように複数ある高窓のメリット。
一方で次のようにデメリットもありますので、高窓を採用する前に把握しましょう。

  • ・掃除に特殊な器具や足場が必要に
  • ・開閉方法を検討する必要がある
  • ・断熱性によっては夏場に暑さを感じる

「高窓」デメリットへの対策

高窓のデメリットは、事前に把握して対策を取れば解消できます。
具体的に、次の対策を立てて高窓のデメリットを避けましょう。

器具や足場が届く範囲に高窓を設置

「高窓」デメリットへの対策:器具や足場が届く範囲に高窓を設置

▶施工事例:優美な曲線を描く家

高窓の掃除については販売されている高所掃除用の伸縮性があるブラシやモップの利用がおすすめです。

使用する製品で届く位置に窓の高さを抑えたり、2階、3階から掃除用具を伸ばす方法も効果的です。
日常的な掃除はこうした製品を利用しつつ、数年に一度掃除業者に依頼して大掃除することも検討しましょう。

▶関連コラム:吹き抜けの「後悔・失敗」感じる5つの瞬間│メリット・デメリットや対策、吹き抜けの成功例も紹介

FIX窓やチェーン式の窓を活用

開閉のしづらさについては、FIX窓の利用やチェーン式の窓の活用がおすすめです。

FIX窓とは、固定化された開閉機能のない窓を指します。
換気機能がない一方で、採光や開放感を演出する機能がある点、掃除しやすい点などの特徴があります。

また、チェーン式の窓であれば、階下にいながら高窓の開閉が可能です。
また、近年はリモコンやスマートフォンで開閉可能な高所窓も販売されていますので、チェーンが気になる方にもおすすめです。

▶引用:LIXIL 高所要横すべり出し窓 電動タイプ

カーテン・ロールスクリーンを利用

「高窓」デメリットへの対策:カーテン・ロールスクリーンを利用

▶施工事例:光あふれる明るい家

夏場の暑さが気になる方は、高窓へのカーテンやロールスクリーン、シャッターの利用が効果的です。

こうした夏場の日差し対策についても、電動で開閉できる製品がありますので、開閉を容易にしたい方におすすめです。

断熱性の高い窓を選択

暑さを避けるためには、カーテンなどの活用のほか、断熱性の高い窓の利用も効果的です。

樹脂サッシやトリプルガラス、遮熱型Low-eガラスの利用など、断熱・遮熱性の高い窓を活用すれば、窓からの熱の侵入を防ぎつつ、採光・通風などのメリットを感じられます。

まとめ│高窓の利用で明るい住環境の住まいに

高窓の利用で明るい住環境の住まいに

▶施工事例:中庭を内包するカーテン要らずの家

おしゃれな注文住宅で活用されることの多い、高窓について解説しました。
高窓は次の場面で活用することで住環境を改善できます。

  • ・高い位置から採光を確保したい場合
  • ・採光を確保したいがプライバシーも保ちたい場合
  • ・通風によって湿気や熱気、ホコリなどを排出したい場合
  • ・壁面を利用しつつ採光を取りたい場合
  • ・防犯性を高めつつ周囲の景色を取り込みたい場合

 

こうした悩みは、東京23区内など都市部で感じやすいことから、特に住宅が密集している地域で一戸建てを検討中の方に高窓の利用をおすすめします。

紹介した事例の他にも、高窓を利用した事例を見たい方は、sumutoco(スムトコ)の施工事例をご確認ください。

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また、首都圏で新築をご検討中の方は、完成見学会で高窓の魅力を体感することもできますので、お気軽にご参加ください。

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埼玉県
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【神奈川県:施工エリア】
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■ SUMUTOCO 編集部
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