2024.10.09
家作りの考え方

【インナーバルコニーで後悔する7つの瞬間】デメリットを避ける対策、良かったと思う瞬間も紹介

【インナーバルコニーで後悔する7つの瞬間】デメリットを避ける対策、良かったと思う瞬間も紹介

「インナーバルコニーを採用して後悔することはありますか?」
こうした疑問を聞かれることがあります。

インナーバルコニーについて調べると「後悔した」「デメリットを感じる」このような口コミがありますので、気になる方もいるでしょう。

 

そこで本記事では、注文住宅でインナーバルコニーを採用した際に、後悔を感じる可能性のある瞬間を紹介します。

 

対策や逆に「良かった」と思う瞬間も紹介しますので、採用を迷っている方はぜひ参考にしてください。

東京を中心とする首都圏で実現した、インナーバルコニーのある注文住宅の事例も紹介しますので、事例を見たい方もぜひご覧ください。

そもそもインナーバルコニーとは?

インナーバルコニー:屋上や上階の床が屋根となって雨を防ぐバルコニー

▶施工事例:家族の気配を紡ぐ3階建の家

インナーバルコニーとは、屋根や上階の床が天井となり、直射日光や降雨の影響を避けられるバルコニーを指します。

開放的な空間を実現できますので、特に狭小地の多い都市部で採用されるケースが増えています。

▶関連コラム:おしゃれな狭小住宅の間取りアイデア20選│2階建て・3階建て別に解説

インナーバルコニーで後悔する7つの瞬間

インナーバルコニーでは、どのような瞬間に後悔を感じやすいのでしょうか。
主だった7つの瞬間を紹介しますので、後悔を避けるための参考にしてください。

利用頻度が低く「いらなかった」と思ったとき

1つ目は、インナーバルコニーの利用頻度が低くなり「いらなかった」と感じた瞬間です。

設計・施工に費用を要しますし、他の間取りを圧迫する原因になるときもあります。

利用する頻度が低くなれば、インナーバルコニーを設けて費用を要したこと、他の間取りを圧迫していることに後悔を感じる可能性があります。

匂いや騒音での迷惑が気になって使いづらかったとき

インナーバルコニーで後悔する瞬間:匂いや騒音での迷惑が気になって使いづらかったとき

2つ目は、バーベキューなどアウトドア目的でインナーバルコニーを設けた場合に、匂いや騒音が気になって使いづらく感じたときです。

住宅街など隣家が接近している場合には、建築予定地内に加えて周辺の状況把握が欠かせません。

隣接する部屋に日光が届かないとき

3つ目は、隣接する部屋に日光が届かないときです。

一般的にインナーバルコニーは2m超と広めの面積を確保します。
このとき、インナーバルコニーをリビングの南側に配置すると、日光がバルコニーで遮られてリビングが暗くなることがあります。

自然光に関する後悔を避けるには、リビングを十分に明るくするための工夫を検討しなければいけません。

リビングなどが手狭に感じたとき

4つ目は、リビングやダイニング、キッチンといった間取りが手狭に感じられたときです。

インナーバルコニーを設ける場合、LDKなどとして利用できるはずの空間をバルコニーとして利用しますので、LDKが狭く感じたとき「バルコニーをリビングとして活用すればよかった」と感じる可能性があります。

周囲の建物からの視線が気になったとき

5つ目は、周囲の建物からの視線が気になったときです。

インナーバルコニーをバーベキューや週末の食事のために利用すると、隣地の住宅やアパート、ビルなどの窓が気になることがあります。

視線が気になりやすい方は、視線を避けるための対策を施す必要があります。

計画通り洗濯物が乾かないとき

インナーバルコニーで後悔する瞬間:計画通り洗濯物が乾かないとき

6つ目は、洗濯物を乾かす役割を期待していたのに、洗濯物が乾かないときです。

インナーバルコニーを設ける目的のひとつに、洗濯物を乾かすことが挙げられます。

しかし日光が十分に差し込まない場合など、計画していたとおり洗濯物が乾かない場合に「インナーバルコニーはいらなかった」と感じる可能性があります。

定期的なメンテナンスの手間と費用を意識したとき

7つ目は、定期的なメンテナンスの手間や費用を負担に感じるときです。

インナーバルコニーは漏水を避ける必要がありますので、定期的に排水口の掃除や防水層のメンテナンスを受ける必要があります。

お手入れが頻繁になる場合や費用負担を感じるとき、後悔を感じる可能性があります。

このように、インナーバルコニーは後悔を感じる可能性がある間取りですが、工夫によって後悔を避けることは可能です。

おしゃれで機能的なインナーバルコニーのある注文住宅をご検討中の方は、建築実績の豊富なsumutoco(スムトコ)まで、お気軽にご相談ください。

満足いくインナーバルコニーのある住まいを実現します。

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※しつこい営業は行っておりませんので、お気軽にお問い合わせください。

 

sumutoco(スムトコ)は首都圏(東京・埼玉・神奈川・千葉・茨城)のお客様の家づくりをお手伝いしています。

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インナーバルコニーでの後悔を避ける「対策」

紹介したインナーバルコニーを採用することで生じる後悔、どのような対策を取れば避けられるのか解説します。

インナーバルコニーを設ける目的を明確にする

インナーバルコニーでの後悔を避ける「対策」:インナーバルコニーを設ける目的を明確にする

▶施工事例:中庭を内包する カーテン要らずの家

最も大切なことは、インナーバルコニーを設置する目的を明確にすることです。

レジャー・家事・趣味など目的に合わせた広さ、仕様にすれば利用頻度の低下は避けられます。
どのようなタイミング、頻度で誰が利用するのか、具体的に考えてからインナーバルコニーの採用を決めましょう。

▶関連コラム:【ルーフバルコニーの使い方・活用法・アイデア11選】設置する場合の注意点も解説

天窓・高窓・吹き抜け・バルコニーの方向を検討する

インナーバルコニーでの後悔を避ける「対策」:天窓・高窓・吹き抜け・バルコニーの方向を検討する

▶施工事例:物語を感じる家

リビングに日光が届かなくなることが気になる方は、天窓や高窓、吹き抜けといった高い位置からの採光を検討しましょう。

高所からの採光によって、家の奥の方まで光を届けられます。
バルコニーの位置を南でなく、東や西に配置することも効果的です。

建築予定地周囲の状況を確認する・中庭を利用する

周囲の建物からの視線が気になる場合は、設計の段階で建築予定地周囲の窓の位置などを十分に確認することをおすすめします。

気になる窓がある場合は部分的に壁を立ち上げたり、気にならない方向にバルコニーを設置することが効果的です。

また、中庭がある場合は中庭に向かってバルコニーを開放することで、プライベート感の高い空間を手に入れられます。

▶関連コラム:【外から見えない家・カーテンがいらない家】メリット・デメリットや隣の家から見えなくする方法・施工事例を紹介

3階建てにして十分な床面積を確保する

インナーバルコニーでの後悔を避ける「対策」:3階建てにして十分な床面積を確保する

▶施工事例:上質な時を刻む3階建

LDKなどが狭くなる点については、3階建てなど床面積を広くする工夫を加えることをおすすめします。

3階建てにするほか、ロフトや地下室の利用など、土地の広さが限られていても床面積を増やす方法は複数あります。
十分な室内の空間とインナーバルコニー、どちらも満足できる間取りを探しましょう。

▶関連コラム:『狭小地でどんな住宅が建つの?』間取りや外構のコツ・事例を紹介│メリット・デメリットも解説

風通しや採光に配慮・ランドリールームも

洗濯物を乾かす目的で利用する場合は、風通しや採光への配慮が必要です。

空気が乾燥していても気流がなければ乾きづらいですので、コンセントを設置してサーキュレーターを利用できるよう配慮する手もあります。
また、インナーバルコニーはレジャー目的で利用し、ランドリールームや乾燥機を利用することもおすすめです。

▶関連コラム:「ランドリールームで乾かない!を避ける」いらなかった・後悔・失敗を防ぐ7つの方法とは?

メンテナンスの回数を減らす工夫を検討する

インナーバルコニーのメンテナンスに関連する後悔を避けるためには、以下のようにお手入れ回数を減らす工夫が効果的です。

  • ・排水口を複数設ける
  • ・配置する植物の数を制限する
  • ・耐候性に優れ、塗り替え回数の少ない仕上げを利用する
  • ・定期的に清掃し防水層へのダメージを避ける
  • ・小さな傷は見つけ次第補修する

 

こうした対策を施すことで大規模な修繕の頻度を減らし、費用、再塗装の手間を軽減できます。

デメリットへの対策を設計段階で考える

紹介したデメリットへの対策を設計の段階で考えることも大切です。

各種対策は設計の段階であれば比較的容易に解消可能なものですが、建物の完成後に検討すると取りづらい対策も多くあります。

設計の段階で十分に検討して、インナーバルコニーの後悔を避けましょう。

インナーバルコニーを設けて「良かった」思う瞬間

インナーバルコニーを設けて「良かった」思う瞬間

▶施工事例:ゆるやかに視線が抜ける家

インナーバルコニーの後悔と対策について解説しましたが、逆に「良かった」と思う瞬間もありますので紹介します。
使い方に迷っている方も参考にしてください。

  • ・家庭にいながら非日常・リゾート感を味わえる
  • ・都市部でも開放的な空間を確保できる
  • ・リビングの延長として部屋が広く見える
  • ・公園がない場合や雨の日でも子どもが遊べる
  • ・ガーデニングやバーベキューなどアウトドア利用できる
  • ・プールや水洗いなど水を使える空間になる
  • ・狭小敷地でも洗濯物を干すスペースを確保できる
  • ・布団・じゅうたんなど厚物を干すことができる

 

このように、インナーバルコニーには好ましい特徴も複数あります。

都市部や狭小敷地で貴重な、プライベート感のある外部の空間を十分に活用できるよう、工夫して設計に組み込みましょう。

まとめ│設計の工夫でインナーガレージの後悔を避ける

設計の工夫でインナーガレージの後悔を避ける

▶施工事例:空と緑を感じる3階建

インナーバルコニーを採用した場合に後悔する瞬間や対策、良かったと思える瞬間について解説しました。

外部空間でありながら屋根があり、雨風をしのげるインナーバルコニーは利便性の高い間取りです。
一方で紹介した後悔を感じる可能性もありますので、採用する場合は目的を明確にするとともに、後悔を避けるべく対策を十分に検討する必要があります。

後悔を避けるためには、インナーバルコニーの設計・建築実績が豊富な工務店・ハウスメーカーに依頼することが重要です。

首都圏でインナーバルコニーのある注文住宅を建てる計画のある方は、紹介した事例の住まいを建てたsumutoco(スムトコ)まで、お気軽にご相談ください。

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【埼玉県:施工エリア】
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【神奈川県:施工エリア】
神奈川県
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